先週、母が他界しました 享年89
昨日、葬儀でした

僕は母との関係が最悪で、この10年は絶縁状態でした 最後に会ったのが2015年3月


危篤になって妹から連絡があっても面会せず、遂に会わないまま終わりました


母は長崎出身で、芸能人(歌手)でした
歌手としては大して売れなかったので、早々に引退、結婚したので僕が産まれたわけです


美人で華のある人でした

僕は小学校は普通の公立に行っていたのですが、母はママ達の中でも群を抜いて美しかったです

クラスメートからもよくそう言われてました

子供ってそういうことに敏感で、誰々ちゃんのママは美人だとかってよく観察してますからね^_^

そのことについては結構誇らしかったです


ただ僕にとってはとにかく冷たい母でした

僕が幼い頃から、一貫して冷たかったですね

普通母親って息子を溺愛すると思うんですけど、その意味では僕の母は稀に見る変人だと思います


母にはこれまでの人生で多くのものを奪われました

時間やお金や心の安らぎ もちろん僕だって何とか上手くやろうと努力したのですが、ことごとく裏切られました


葬儀にも出るつもりはなかったのですが、この期に及んで妹とケンカするのも面倒なので、妥協しました 火葬場で骨を拾うのも我慢してやりました


ただし、最後のお別れで棺に花を入れるのだけは頑として拒否しました たとえ死に顔であっても、顔を見たくなかったのです

ここまで書いてきて、何という惨めな人生だろうと悲しくなります

普通の親子関係の人が本当に羨ましいです


ともあれ、これで一つの区切りがつきました もう母のことで思い煩うことはなくなりました

ここからが僕の本当の人生なのです

この先の人生をさらにエンジョイしたいと思います


ちなみに母の遺影は25年ほど前に僕が撮ったスナップから作成しました

撮影DATA
SONY RX100M3