最近のニュースで、競泳の池江璃花子さんが白血病だと告白をされましたね。



病にかかるって、なぜなんだろう…って考える事があります。



私も、今から何年前かな?笑


29歳の時に突然、血液の癌と言われる 悪性リンパ腫との診断を受けて治療を受けた経験があります。



当時はプロゴルファーを目指してゴルフ場で研修生として生活をしていた頃。


大学病院で告知をされた時は、


は?なにそれ?どういうこと?


って感じで、全く現実味がありませんでした。



自分がなぜそんな病気にかからななきゃならないのか…
今後どうなるのか?
プロを目指す事は続けられるのか?


考えたってどうにもならない。
治療が始まりました。




私が患った悪性リンパ腫は、目の瞼の裏側にできる腫瘍で、当時はまだ症例が少なく、とりあえず抗がん剤投与しか方法がなかったそうで、3ヶ月の抗がん剤投与が始まりました。


3ヶ月治療したら治る!と思ってたので、ゴルフ場も辞めず治療しながら研修生生活を続けました。



もともと考え方が  なんとかなるわ❣️  っていう考え方だから、抗がん剤治療ってとても辛い…って聞いても、「 やんなきゃなんないんだから、ちゃちゃっとやって元気になりゃい〜や!」位にしか考えてなかった。



が、想像よりはるかに つらい


もっと大きい文字で書きたいくらい つらかった 笑



投与した数時間後から2日ほど続く吐き気と頭痛。
だるさは最高潮で、仕事は投与日と翌日の2日間休み、3日目から仕事に出てた。



一番嫌だったのが髪の毛が抜けること。
1ヶ月ほどした頃 やっぱり抜けてきて、スカスカ具合を鏡で見るのが寂しくなってきたので、母にバリカンで丸坊主にしてもらいました。


それが元旦の日 笑

母と、絶対に治るよ!頑張ろう!と言いながら、大笑いしながら泣きました💦



ちなみに母は、静岡から私の住む愛知県まで通ってくれて、あの頃は苦労をかけたなぁ…



ゴルフ場のプロには事情は話してあったんだけど、もう1人いる男子プロや、大勢いる研修生の中でも意地悪な子がさりげなく


ズラ  笑


と聞こえるか聞こえないくらいの声でからかわれて、
悔しかった〜



あの頃思ってたのは、

こんな病気なんかに負けるもんか!
絶対元気になってやる!
早く病気なんか追い出してやる!


そんなことばかり考えてた。


抗がん剤の辛さや、仕事する辛さ、研修生から意地悪される辛さ。


元気でいよう!って思ってても、心は折れるギリギリの所で踏ん張ってたって感じだったな〜



3ヶ月経って治療が終わり、腫瘍も無くなった と喜んでいた1ヶ月後の検診で、再発が見つかりました。


これはさすがに凹んだ。


先生からは更に強い抗がん剤投与の話をされたんだけど、それで完治するかはわからないとも言われ悩んでた時 母が、


「 ゴルフ諦めて 静岡へ帰ろう 」


でした。



年齢的にもすでに無理もあったし、諦めきれずしがみついていたのは自分でも心の奥底で気づいていたから、これが良いきっかけなんだな!と、全て諦めて終わらせて30歳で地元に戻ってきました。


は〜長い💦


つづきは また 笑