立憲民主主義と欅坂46
立憲民主党 第一回全議員勉強会が開催されました。
講師に、日弁連憲法問題対策本部 副本部長で伊藤塾の塾長を務める伊藤真弁護士をお招きして、「今こそ問う 立憲民主主義の価値」というテーマで講演を頂きました。
立憲主義・民主主義・平和主義のためなら転載は自由ということでありましたので、資料を公開しながら乱文の備忘録を公開させていただきます。ご興味のある方はよかったらご高覧ください。
--以下、備忘録↓↓--
・伊藤塾塾長として
→法律家・公務員の養成を35年以上
・憲法の伝道師として
→全国で講演、執筆活動
・弁護士として
1人1票実現運動と裁判
安保法制違憲訴訟
立憲主義の多様性
立憲主義は色々な意味がある。
学問的にはその答えでも良い。
あえてシンプルに言えば、
・憲法による権力統制
-立憲君主主義
↑国王、天皇など君主が統治する。
-立憲民主主義
↑国民一人ひとりが行う政治。
・人権保障と権力分立
↑フランス革命後、上記がないと憲法のある社会とは言えないと言われた。
・個人の尊重を中核価値としたもの
・多様な思想・進行の共存のための枠組み
↑多様な価値観を持った人が許容される社会
・平和主義を取り込んだもの
立憲主義の歴史
中世
1215年 マグナカルタ
↑王様の権力を縛って特権階級を守った。
近代
精神的自由、経済的自由を守る思想が生まれる。
現代
自由主義経済社会から格差、貧困を是正する思想が生まれる
1919年ワイマール憲法
社会的な弱者に生存権
国会による人権保障、社会福祉、社会保障などが考えられる。
現代立憲主義
1945年 日本敗戦
1946年 戦争の違法化 という国際性
4つの89
1689年 イギリス名誉革命
1789年 フランス革命
1889年 大日本帝国憲法発布
1989年 ベルリンの壁崩壊
日本の立憲主義はどのように発展して来たのでしょうか?!
17条の憲法(604年)
1条:平和主義、議論の重要性
7条:権限濫用の禁止
10条:個人の尊重
12条:租税法律主義
17条:論議の重要性
西洋のよっぽど前に日本には立憲主義があった。
明治期の立憲主義
1868年:明治維新
1882年:立憲改進党(大隈重信)
1882年:立憲帝政党
1890年:立憲自由党(板垣退助)
1900年:立憲政友党(伊藤博史)
明治憲法(1889.2.11)
森有礼
明治憲法4条
「天皇は国の元首にして統治権を総攬し、この憲法の蒸気によりこれを行う」
1918年 佐々木惣一 「立憲非立憲」
日本の文化と西洋の文化とよく調和
一定の程度まで進歩した人間は、等しく立憲制度を要求するであろう
立憲主義は人類にとって普遍的な価値である
日本はさらに発展させる責任がある
立憲政治は平凡政治である。
人文の進歩に貢献するものである。
努力すれば良いので、決して憲政に絶望すべきものではない。
独立の国家機関の参与によって、君主の統治権の行使に参与せしむる。
違憲と非立憲。
違憲ではないけれども非立憲。
非立憲とは立憲主義の精神に違反すること。
いやしくも政治家たるものは違憲と非立憲との区別を心得て、その行動のただに違憲たらざるのみならず、非立憲ならざるようにせねばならぬ。
直ちに理想に達し得ないからとて、その理想のものを棄てんとするは、自信なくまた努力をおしむの薄志弱行者流ではあるまいか。国民各自の覚悟にかかっている。
政治家の感化力
政治は国民的理想を実現するもの
国民的理想を自己の理想としたもの
理想を実現せんとする努力を為す
一般世人をして理想家的態度を学ばしむる
国家の向上
国家は、これを構成する人間の理想を実現することを任務とすべき
理想実現の程度を上す
人間が自己の道徳的の動機を自由に発動
国家は唯、個人の道徳的自由をなるべく十分に発展せしむるように務め得るのみ
生命、身体、住居、財産等の安全の保障と、自律的人格の要請を目的とする教育である
日本国憲法制定の特定なんでしょうか?
戦前への反省から
・神権的「国体」思想の否定
ー戦前の神権天皇、軍隊、宗教の三位一体の解体
→象徴天皇制、9条、政教分離の規定
・立憲主義の確立
ー「個人の尊重」
ー違憲審査制
ー司法権の独立
個人の尊重と幸福追求権
(憲法13条)
個人として尊重される。
生命、自由及び幸福追求。最大の尊重。
自分の幸せは自分で決める(自己決定権)
プロセス・過程を大切にするのが憲法
日本国憲法第24錠
第1項 当事者である個人の意思のみを尊重
明治憲法から日本国憲法へ
-憲法価値の転換-
憲法制定の目的
日本国憲法の理念と基本原理
立憲主義はなぜ必要なのでしょうか?、
なぜ法律、条例に従うのだろう?
正統性
その地域や時代の多数の人の意見に従っているから(手続が正しい)
↓
正当性
(多数意見の内容も常に正しいのか?)
↓
NO←情報操作、雰囲気、目先の利益に惑わされる
人間は間違えを犯すことがある。
多数意見にも歯止めが必要
多数意見でも奪えない価値がある(人権、平和)
↓これを予め決めておくのが憲法
立憲主義(ブレーキ)と民主主義(アクセル)
憲法に基づく政治
民意を反映した政治権力にも歯止め
合理的自己拘束
憲法と法律
国家(国民が人為的に作った権力の主体)
↓法律(制限)
国民(憲法は文化・歴史・伝統・宗教からは中立であるべき)
↓憲法(制限)
国家(国民が人為的に作った権力の主体)
憲法は「法」だが、「法律」ではない
どんなにすぐれた政策ますべて憲法の枠内で実現しなければならない。これが立憲主義。
立憲主義と平和主義
①憲法の権力を縛る。
②個人の尊重を根本価値とする。
③人権保障を目的とする。
④日本国憲法は恒久平和も目的とする。
平和を多数決で壊せるような単なる政策の問題にしない。
戦争は最大の人権侵害
平和が人権の下支えをする
安倍首相のメッセージ(5.3)と自民党のめざすところ
国家中心主義による壊憲
人権と平和の根底にある価値が個人の尊重(個人の尊厳・個人主義)
文民統制?
憲法に自衛隊を明記する問題。
「防衛するための必要最小限度」という曖昧な要件が無制限に拡大解釈危険性がある。
国民投票による初めての憲法上の国家機関が自衛隊となることによって、強い民主的正当性が与えられる。
活動範囲の拡張、防衛費の増加など
国防の名目で自由が抑圧される国へ
自衛隊健保明記によって変わること
9条お試し改憲ではなく、実質全面廃止
自衛隊という名の「軍隊」を持つことになる
憲法改正に向けた自民党の考え
(2012年Q&A)
自由民主党改憲草案の目的
国防軍の創設
個人の尊重よりも、軍事的経済的に強い国づくり=戦前回帰、富国強兵
改憲論議をする前に注意すべき点
①憲法そのもの(立憲主義)をきちんと知る。
②現在、国民にとって具体的な不都合があるか。
③どこの誰が利益を受けるのかを具体的に、現実的に考える。
④改憲に期待しすぎない。(憲法は魔法の杖ではない)
⑤改憲によって国民・市民の生活がどう変わるかを具体的に考える。
(1)今よりも安全な生活になるのか
(2)今よりも自由な生活になるのか
(3)今よりも福祉が充実した生活になるのか
立憲民主党に期待すること
安倍政権への抑止力
国民の対抗手段
自立した市民
・権力者(政治家、官僚、裁判官)
ー憲法に縛られながら、公務員としての権力を行使する。
・自立した主体的に生きる市民
ー自らの意思で学び、考え、行動し、社会に関わる。
ー物言う口うるさい民。(家庭、学校、会社、地域)
・臣民
誰かに任せ、従順に従い、自由がなくとも、守ってもらえれ場よしとする。自らこれを選択している。
ー物言わぬ従順な民(選挙にもいがず任せきり)
非立憲国家の為政者は臣民を歓迎する。
権力の監視と選挙
・選挙に行っても何も変わらない
⇅
・選挙に行かなくても何も変わらない
選挙に行かないとジワジワ悪くなる。
主権者として権力を監視し、抑制するために選挙に行く。
自立した市民の意思の受け皿としての政党。
サイレントマジョリティー
どこかの国の大統領が言っていた
声を上げない者たちは賛成していると。
選べることが大事なんだ
人に任せるな
行動しなければ
Noと伝わらない
欅坂46 秋元康 作詞


















