大阪・関西万博、60万食の備蓄確保へ…15万人が3日間孤立想定

 2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)は、開催期間中に災害が発生した場合に備え、60万食の備蓄を確保する方針を明らかにした。今夏に策定する防災実施計画に盛り込む。

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パビリオンの建設工事が進む大阪・関西万博の会場(6月17日、大阪市此花区の夢洲で、読売ヘリから)=中原正純撮影

パビリオンの建設工事が進む大阪・関西万博の会場(6月17日、大阪市此花区の夢洲で、読売ヘリから)=中原正純撮影© 読売新聞

 27日の理事会で報告された。万博会場となる 夢洲(ゆめしま) (大阪市此花区)は人工島で、災害時には交通ルートが遮断される恐れがある。万博協会は、南海トラフなど震度6弱の地震や台風が発生し、来場者15万人が島内に取り残されたと想定。孤立解消まで3日間、生活できるだけの水や食料、粉ミルクなどを備蓄する。

 会場内には診療所や応急手当所を計8か所設置し、救急車も配備。最大1700人の警備スタッフらが常駐する。約600台のカメラとスピーカーを設置し、災害時に会場内の状況を把握するとともに、来場者に避難を呼びかける。

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