EDENSZERO第202話『素顔』感想 | ルーメン・イストワール

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真島ヒロ先生を応援しています。
EDENS ZERO/Mashima HERO'S/FAIRY TAIL/RAVE

常闇の巨人デッドエンド・クロウ。その強大な肉体にホーリィが取り込まれ、一行は作戦中断を余儀なくされ──!?


前号までのあらすじ…レベッカの力で時喰みを呼び寄せ、惑星もろとも食べさせジギーを討つ"星咬作戦"。その目的の下レンダード中枢を目指すシキたちの前に、ついに魔王ジギーが現れる。因縁の決戦の火蓋が切って落とされた一方で、EZ本編はデッドエンド・クロウと対峙するも苦戦を強いられていた。弩級の強敵を相手にする形勢を覆す術はあるのか…!?


扉絵

扉絵は、重力を使ってビルに立つシキ

シキらしさが前面に出た光景ですね!

131話の扉絵でも重力を使って壁に張り付いていましたけど、それを彷彿とします。


シキらしい自由度の高さが感じられて好き!

確かEDENSZEROは家庭用のゲームも出るという話だったと思うんですけど、いつ出るんだろうか。

今回の扉絵のシキみたいに重力歩行してみたい。


クロウのオーバードライブ

鋼鉄ノ魔女がシグナルロスト。

一気に作戦が崩れたエデンズゼロは退避行動に移行。

それを見逃してはくれないクロウですが、追い討ちをかけるようにオーバードライブを発動しました。

クロウのオーバードライブは、機械の体がガチャガチャと変形し新たな造形に。

そのビジュアルは、まるで泥の化け物…!

何だろう。何かの既視感を感じる。

何かこういう造形をしたゴーレムみたいな化け物、何かの漫画でいなかったっけ?

広範囲の地を覆い隠す巨体。

大きな手や体に黒い影ができているのが、その脅威をより強く感じます。

あの巨体が疾走してくる。怖い。

ホラーテイストはそこまで強いわけじゃないんですが、ストレートに生命の危機を感じるタイプの怖さですね…。

青鬼とかあの手のホラーに感じる恐怖に近い。

匂わせホラーというより、ド直球モンスターパニックホラー

レンダードに人がいないからって、街の建物を壊し過ぎでしょと思いました。

サン・ジュエルでシキが戦った紅婦人も紅鉄騎が街を破壊する事を何も気にしていませんでしたけど、あれの比じゃない。

紅鉄騎はあくまで建物の一部を破壊するのに対して、クロウは街そのものを破壊してる

思わずそれはダメでしょ…って感じちゃうぐらいデストロイヤーっぷりです。

歩くだけで建物を壊していけるのは、クロウ視点で見ると爽快でしょうね…。

そういうゲームありそう。

そう考えると、クロウからしたら人間も人間の作った文明も建物も「オモチャ」でしかないんだろうなと思いました。


ちょっと力を出すだけで簡単に破壊できる。

クロウのオーバードライブ、めちゃくちゃインパクトあったし、大きな脅威を感じるものでした。


エデンズゼロを吹っ飛ばしたクロウ

何が厄介って、コナーも「バカな!!!何て速さだ!!」と驚いていたように、あの巨体であれだけ移動速度が速いんですよね。

「巨体キャラ」というと「移動速度は遅い」のがバトル漫画の定説じゃないですか。

そこでバランスを取ってるから、バトル漫画として戦力バランスは保たれている。

なのに、ちゃんと移動も速いって何だよ。

そんなのズル過ぎる。

物理法則に則って戦え!(?)と思っちゃいました。

100年クエストに出てきたアルドロンなんかもめちゃくちゃ巨大で、下手したらクロウ以上ですが、特に移動速度の速さなんかは描写されていませんでしたもんね。

巨大化したガジルが戦っていたけど、走って襲いかかってくるような事はなかった。

普通巨大キャラってそうなんだよね。

巨大ボスにあるまじきハイスペックっぷりにビビりました。

即座に状況を判断したハーミットはエデンズゼロのシールドを全開にした事で事なきを得ました。

殴られはしたものの、シールドでほとんど無傷。

吹っ飛ばされたけど、シールドで周りは囲まれていたので、ダメージは入っていません。

エデンズゼロを守るシールドって葵大戦でネロ66の爆発から守る時にも使われたけど、めちゃくちゃ万能だよなー。


今回もネロ66の時も本来とんでもないダメージを負ってるはずなのに、無傷で事を終えてる。

もちろんネロ66の時はウィッチがプロテクトマトリックスを貼っていたのが大きいんだけど、それにしたってあそこまで無傷でいれるのが凄いなと思います。

言ってしまえば船を簡単に破壊できないメタ的な都合が大きいんでしょうけど、EDENSZERO世界でなかなかのハイスペックっぷりを誇る代物だと思います(笑)


小石飛ばし

やっぱり今回もジギーは物に重力を付加して戦う戦術を多用してるなと思います。

ネロ戦での小型宇宙船を盾にした使い方であったり、エルシー戦で柱を飛ばして攻撃したり、シキ戦が始まった200話では小石を飛ばしたり。


今回も続けて小石飛ばしを続けて披露していました。

自分の手元に小石を持ち上げてきて、そこから勢いよくシキに飛ばす!

良いですねー。

森羅万象、自分の周りを漂うエネルギーをコントロールするような絵面が実にラスボスらしいなと思います。

小石飛ばし自体は、200話でもしてたけど、あの時は二コマで一瞬で披露していたのに対して、今回は小石を持ち上げる→それらを収束させる→シキの方に飛ばすと三コマ使って丁寧に過程を描いた事で、より神々しさを感じるシーンになっていたと思います。

自分の周りを浮遊するものを飛ばすって、ありとあらゆるものを支配してる感じがあって良いですね。

その攻撃を受けるシキの方は、両手を前に突き出して、ジギーが飛ばした小石を爆発。

これ何をやっているのかと考えると、ジギーと同じだけの重力を衝突させる事で小石を粉砕しているんでしょうか。

確かに一方からの力だったものが、両方に負荷がかかると破壊されてしまう理屈は分かる。

今のところ、シキとジギーはある程度互角に渡り合ってる印象ですが、ここもその意味が込められた描写でしょうか。

今のところ、シキは負けてない。

あとこれは他作品なんですが、ちょうど最近漫画『金色のガッシュ!!2』を読んでた事で、成長したガッシュのラシルドのポーズを重ねてしまいました(笑)

おそらく真島先生、ガッシュ2は読んでないし、何の影響も受けてないと思うし、何ならあれは手の型が特徴的なので何も似てないんですが、両手を出して防御するという構図が思わずガッシュ意識しちゃいましたねー。

シキの方はシキの方で「片手」で飛ばすジギーに対して「両手」で防ぐというのが、両者のらしさが出ていて良いなと思いました。

うん、ジギーは片手で軽々と攻撃するけど、シキは両手を使って全力で戦う

解釈一致


殴り合い

続けて、ジギーはワームホールを使ってシキに殴りかかるわけですが、こうやって考えると重力のエーテルギア×ワームホールって「空間を全て支配してる」も同義だなー。

最近、何かの記事でこれに「セントファイア・ノックスが持っていたかもしれないキャットリーパーの力まで奪ったら時空を司るエーテルギア三種の神器が揃う」とか書きましたけど、別にキャットリーパーが無くたって重力のエーテルギアとワームホールだけで空間は完全に支配してる。

ワームホールで一瞬で移動できるし、重力のエーテルギアがあれば行けない領域や、不可能な移動もないし、これは完全に空間を支配してる。

重力のエーテルギアだけでこと空間においては動ける範囲がはちゃめちゃに広いのに、それにワームホールが加わるともう手がつけられないなと思います。

移動に便利という意味で似た力ですが、この二つが組み合わさった時の万能さ、やばい。

殴られ、建物に激突したシキは瞬時に体勢を立て直して、ジギーに顔パンやり返す。

ジギーのワームホールは初見で対応が遅れたのはあるのかもしれません。

シキは「!」と反応していて、想定外の動きだったのは分かりますし、その後ガードできず吹っ飛ばされていたのも印象強い。

しかし、その後しっかりやり返したのは、やはりシキも負けていませんね。

殴られたけど、殴り返した。

初手ジギーの攻撃から始まったのは、あくまで可能な技術を知っているかどうかの差な気がしました。


素顔

シキに殴られたジギーは魔王の仮面が割れ、ついにその「素顔」が表に出てきた…!?

ここでジギーは機械ですが、その中に「人間」と思わしき顔がある事が分かりました。

ツンツンした頭、八重歯のような口元が出てきて、人間もしくはEDENSZEROの世界だとアンドロイドの可能性もあるかもしれません。

少なくとも「人間の姿をしてる」のは、確かかと。

ジギーの仮面の中には何故か人間の顔が入ってる。

この設定の意味するものは、何か。

やはりジギーの正体は、シキなんだろうなと思います。

魔王の仮面の中から「何か」が出てきた事を確認したシキは「!!」と気付き、その後「え?」と目を見開いて静かに驚く姿が描かれていました。

その姿は少なくともシキにとって衝撃を隠せないほどの「何か」

随分前からジギーの仮面が割れて、その中から未来シキが出てくる光景は妄想していたんですが、本当にその通りの展開になりそうです…!


クロウの体内

前回、クロウに吸収されたホーリィは鋼鉄ノ魔女の中から出てきます。

「フシュウウウ」と音を立てて倒れてる鋼鉄ノ魔女を見ると、これ壊れてそうだなー。

触手に拘束され引き摺り込まれた鋼鉄ノ魔女。

大きな打撃を受けた描写はないですが、あの触手に掴まれて引っ張られた時点で機械の装甲が圧迫され壊れてしまったような背景を想像しました。


確かにそれなら壊れたのも無理ないか…?

そうするとどうやって脱出するのかという問題が出てきますが、今回ラストの展開を見たら問題なさそうだし、何よりクロウを倒せさえすれば脱出は自ずとできますね。

そこまで大きな問題にはならなさそうです。

ホーリィが「ここは…」と言って見上げた世界は「奴(クロウ)の体内!?」

クロウの中に入ったので、クロウの体内なのは確かですが、その中が機械のチューブのようなもので覆われた構造になっていたのは面白い。

アンドロイドの内部ってこんな風になってるんだ。

機械の中なんですが、思ってたより無機質さがなく、まるで人間の血管の中にいるような気分で見受けられました。

漫画『銀魂』でもアンドロイドの内部を探検したエピソードがありましたが、似たものを感じました。

漫画だと『はたらく細胞』の読み味にも近いですね。

内部や体の器官がファンタジーっぽく描かれてる。

EDENSZEROはファンタジーで、これは実際に起きてる出来事ではあるんですが(笑)

「だって体内から破壊できるんですもの」と言っていた通り、ここからクロウを倒すキッカケが生まれるとすると、映画『アントマン』っぽいなとも思います。

あれもアイアンマンの中に入って機械のスーツを壊すとかそういう事やってたしね。

真島作品だと体の内部から攻撃って展開はこれまでなかったように思うし、どんな展開になるか楽しみです。

これまで見た事ないような絵面も見れそうでワクワクする!


エーテルジャマー

しかし、その時気付いたのは、ホーリィのエーテルギアが使えなくなってる。

「………」と力を使おうとしたのに「エーテルギアが使えない!?どうなっているの!?」と困惑していました。

ここでホーリィがエーテルギアを使えない設定にしたのは、もしメルトが使えたらクロウを簡単に倒せちゃうからでしょうか?

体を溶かすエーテルギアだから、内側から溶かす事ができたら簡単にクロウを殺せそうで、そうなったら味気ないですもんね。

そこはホーリィを吸収したクロウ自身が対策を講じていたか。

出てきたのは「エーテルジャマー」

サン・ジュエルでも「サテライトジャマー」という存在が出てきたけど、あれと同種のものかな?

ナセ戦でワイズが街中に仕掛けていたのも「ジャマー」というものでしたね。


「ジャマー」とは「妨害電波発信機」

要はエーテルの組み替えを妨害する電波という事でしょうか。

それがクロウの体内では流れてる。

クロウの中に人型クロウも出てきて、こいつを倒すとなるとまずエーテルギアを使えないのが厄介ですね〜…。

エーテルギア使いにとってエーテルギアを使えないのは「戦う為の手段がない」事を意味する。

ホーリィもこの後クロウに殴りかかる事しかできていませんでした。

しかし、気になるのは今回最後に出てきたジンは風のエーテルギアを使えてるっぽいんですよね。

ホーリィの首を掴むクロウの手首に亀裂が入ると、直後手が切り落とされていました。

駆けつけたジンの周りには風が吹いてる。

という事は、この手の切り落としはジンが風のエーテルギアを使ってした事ではないかと思います。

そうするとジンは風のエーテルギアを使える→つまりエーテルジャマーの影響を受けていない。

それは何故なのか。

考えられるとしたら、エーテルジャマーは人物をピンポイントに指定して使うもので、クロウはジンとラグナが体内に入った事は気付いていなかった

ジン&ラグナの参戦はクロウにとって予期せぬもので、エーテルジャマーの対応が遅れた?


ホーリィvs.クロウ

巨大クロウの中で人型クロウとの戦いが始まるのは、100年クエストのアルドロン戦を彷彿とする展開

あれもアルドロンの上でそれぞれアルドロンの力の一部の化身がナツ達に襲いかかっていた。

一人一人倒されていく事でアルドロンが弱体化していき、勝利を治めるに至りました。

今回のクロウ戦も内部と外部、両方での戦いになりそう。

真島先生、こういう構図好きですね。

真っ先に思い浮かんだのはアルドロン戦だったけど、考えてみたらアクノロギア戦もそれに該当する。

体内で人型アクノロギアと戦うナツ達に対して、外部ではルーシィ達が竜型アクノロギアと戦っていました。

両方のコンビネーションが発揮された事で勝利。

今回も内部と外部、両方がクロウ戦で大事になってきそうです。

怒り心頭で殴りかかるホーリィを片手で抑えて「小娘」呼ばわりするクロウが最高でした。

具体的に言葉にはしてなかったんですが、何とな〜くクロウから見たらホーリィなんて「小娘」でしかないんじゃないかなというのが解釈一致だった。

ホーリィというとアトモスデイ事件でクロウに因縁を持つ人物。

おそらくその時はクロウを倒せるような実力は欠片もなく、一方でクロウは多くを支配できるほどの力を既に持っていたんだと思います。

クロウとホーリィって一世代ぐらいの差はある印象。

なので、古くから六魔として居座ってるクロウからしたらホーリィなんて気にも留めないペーペーなんだろうなと。

殴りかかってホーリィを「おまえはただの小娘…」と言っていたのが好きです。

ホーリィなりに強くなったんだろうけど、おそらく大して力の差は縮まってないんじゃないかと思う。

二人の時間は、アトモスデイ事件から止まったまま。

ホーリィとクロウの対峙、何となく想像してた通りの開幕でした。

そりゃ舐められて真面目に取り合ってくれないよね。


ホーリィがクロウを憎む理由

ホーリィの顔を見て「ん?この女…」と既視感を感じたクロウ。

睨むホーリィをいけすかないと感じたのが「ボキ」と手を折ってるのが何気にエグいですねぇ…。

こんなに簡単に人を壊すなんて

まる人形で遊ぶかのように簡単にホーリィの人体を壊してるのが怖いです。

1番出会いたくないタイプの悪役だ。

ジギーよりもドラッケンよりもネロよりも1番話が通じないタイプのヴィランなんじゃないでしょうか。

簡単に人を殺すって意味ではシュラに近いものを感じるけど、シュラより頭の悪い脳筋っぷりが話の通じなさを加速させています。

特にメリットデメリットを考えず、ただただ人を殺す事に愉悦を感じていそう。

その背景にあるのは、シュラのようなナイーブな心ではなく、そこまで思考を回さない単純さなんじゃないかと感じました。

シュラも怖かったですが、クロウもクロウにしかない怖さと厄介さを感じますね。

叫ぶホーリィに「どこかで見たような…」と自分の記憶を探るクロウ。

ふらふらになりながらホーリィは答えます。

「おまえがアトモスデーで起こした大虐殺の中に…私の妹がいたんだ…」(※おそらく「アトモスデー」は誤字。正しくは「アトモスデイ」。)

「おまえは妹(サラ)を殺した!!!!」と主張していました。

177話で血のアトモスデイ事件の事を話していた時、「私の知人も巻き込まれたの」と言っていましたけど、その「知人」とは他でもない自分の「妹」の事だったんですね。


人間をオモチャとしか思っていないクロウによって殺された被害者。

その中にホーリィの妹もいたのが事の真相。

怒って、殺したいとまで考えるには十分な動機です。


アトモスデイ事件の被害者

意外だったのは、その事をクロウも覚えていた事。

もちろんデータが残っていたから正確に思い出す事ができたんですが、その前にクロウが自ら「ん?この女…どこかで見たような…」と既視感を感じています。

血のアトモスデイ事件は100万人以上の被害者を出しているので、その人々全員を覚えているはずないと思いますが、ホーリィに関しては覚えていた。

てっきり殺した張本人は忘れているんじゃないかと思っていましたが、わざわざ覚えていたのは服をひん剥いて広場にはりつけられたホーリィが滑稽で面白かったからなんでしょうか。

「おまえは生かしただろ?ひんむいて広場にはりつけてなァ!!!!ありゃケッサクだったぜェ!!!!」と大笑いしています。

「ひんむいて」と言うからには服を取って裸にしたという事かな?

えげつない事するな…。

血のアトモスデイ事件がいつ起きたのか詳細な時期は分かっていませんが、服をひんむいて裸にしたとすると、裸に意味のある存在。

そうすると「子供」というより、その時既に大人になっていたか、大人に成長していく少女の歳だったんじゃないですかね。

流石に幼い子供を裸にしたって面白味は無さそうですし、それなら「裸を恥ずかしい」と感じるような年齢の女性の方が面白い。

どんな反応をするのか、どんな好奇な視線を向けられるのか、そういう愉しさはあると思います。

そう考えるとより一層クロウのやってる事のえげつなさが浮き彫りになってきますね。

以前、血のアトモスデイ事件が語られた時は、あくまで「大量虐殺の事件」という説明だけだったけど、今回はその「裏側」が見えた気がする。

当時、レベッカが「大量虐殺の事件よね…」と反応した時は「表向きはね 本当はもっと酷い話よ…」と答えて「含み」を持たせていたのが気になっていたけど、この事件は「虐殺」だけじゃなかったんだ。

もっと人間をオモチャ扱いして遊んで殺してる。

「虐殺」以上に酷いものなんて想像できなかったけど、そういうことか…。

とんでもなく闇の深い事件ですね。


駆けつけたジンとラグナ

当時のトラウマを面白おかしく語るクロウに逆上するホーリィ。

勢いのまま殴りかかろうとするも、その拳はクロウには届きません。

首元を掴まれて、無力化されていた。

エーテルギアが使えないから、状況の打開策が何もない大ピンチ。

悔しさのあまり涙を流すホーリィが印象的です。

念願の相手が目の前にいるのに、何もできないなんて屈辱も良いところだよな。

歯を食いしばって涙を流してるのが、ホーリィの悔しさがよく伝わってきました。

ホーリィの大ピンチ。

そこに駆けつけたのは、ジンとラグナ…!

ホーリィを掴むクロウの手首に亀裂が入ったと思ったら、スパァンと手が切り落とされ、そこにはジンとラグナがいました。

これだけ鋭利な攻撃手段、二人の周りには風が吹いてるのを見るに、ジンが風のエーテルギアを使って手を切り落としたんですかね。

元ベリアル・ゴア組のメンズコンビが駆けつけたのめちゃくちゃ頼もしい…!!

元ベリアル・ゴア組に関しては葵大戦でそれぞれ幹部を倒してるので、今回の戦いは活躍の場に恵まれないんじゃないかと思ってたんですよね。

四黒星は四煌星が倒したので、もう元ベリアル・ゴア組に活躍のタイミングはない気がしてた。

相手してるクロウも鋼鉄ノ魔女とエデンズゼロの主砲で倒すのだと思ってた。

確かにジンやラグナも小型戦闘機に乗って戦ってたけど、二人がいたから勝てたってなるほどの貢献はしないんじゃないかと思ってた。

だからこれは予想外のサプライズ…!

自分はジンが推しキャラの一人なので、こうやって活躍してくれると嬉しいです。

またかっこいい戦いを見せてくれ!

ラグナというと毎度の有能感が大好きなので、ここで駆けつけたのも大きな魅力を感じました。

相手が相手なのでどこまでラグナの力が通用するのか分かりませんが、今回もやっぱりお前は頼りになるぜ!って思える活躍をしてくれると嬉しいな。


ジン・ラグナの加勢で状況は一変するか!?その一方、シキが仮面の下に見たものは──。

第203話『ジギー』へつづく

今回のサブタイトル『素顔』に続いて、ジギーを示すサブタイトル

今回魔王の仮面が割れて、シキが何か衝撃的なものを見て、次回がいよいよ「ジギーとは如何なる存在か」という解答編になるんですかね。

といってもこれ最近毎回言ってる気がするな…。

真島作品は急展開ドーンが大好きなので、ジギーの正体も唐突に公開するかと思ったら、意外と時間使って丁寧に空気を作ってる印象

普段の唐突感ももちろん好きなのですが、今回のような話運びもそれはそれで重々しい真実が待ってる事が想像できて好きです。

次回ついにか!?と毎週思い続けるのは、若干心臓に悪いですがw