私はなんの、プロであるか | ボディーワーカー小笠原和葉オフィシャルブログ

ボディーワーカー小笠原和葉オフィシャルブログ

ココロとカラダに安心を再教育していく『プレゼンス・ブレイクスルー・メソッド』を主宰、また横浜市都筑区、緑と光があふれるボディーワークスペース『BodySanctury(ボディ・サンクチュアリ)』でクラニオをベースとしたオリジナルのボディーワークを施術しています。

ふと気づけば、ボディーワーカーの道を歩み始めてからもうすぐ10年になろうとしている。

出産・育児によるしばしのお休みからの再起動にあたり、スタートダッシュすべく(笑)、
いろいろな方にアドバイスをいただいたり、自分でも今までと違う試みをしてみたりと
試行錯誤の日々。

そんななか、ふと、

ではこの10年で何を身につけただろう、
これは誇れる、という技術は何だろう・・・。

エサレンの手技に関してはまだまだもっと上を目指したいし、
練習もいつでも必要だと感じている。

クラニオの解剖学的な知識に関しても、まだまだ勉強すべきところはある。

では何か。

そんなことを考えていて、
今日のセッションに臨んだ。


クラニオ+レイキのセッションで、クライアントさんのそばに座り
後頭骨をホールドしながら、その動きを見守っていたとき
「あ、これだ」
と思った。

別にものすごいホールドの技術があるとかそういうことではない(笑、とかいっても
このおかしさが分かるのはクラニオプラクティショナーだけだと思うけど・・)。

イントロダクションのワークショップなどでも口を酸っぱくして言うことなのだけど、
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスにおけるプラクティショナーの「技能」というのは
「いかにクライアントのシステムを信頼して待てるか」ということにある。

もうそれに尽きると言ってもいい位。
(そしてそれがクラニオバイオのいいところなんだけどね。)

セッション中、私はクライアントの中にどんなものを見ても
本当にいつでも安心してゆらぐことなく、それを信頼して見ていられるようになった。

日常ではぐらぐらな私ですが、
セッション中、クライアントさんの体に触れてそれを見守っている時は
ほんとうに全く揺らがない、深い信頼というのを持てるようになった。

ああ、これが私の誇れる技能だな、と。
10年で身に付けた、私のプロとしての道具は、この感覚なのだなと、
深いところで納得でき、それがあることがうれしかった。


ーつづく