京都文化博物館「源氏物語」映画特集 | 西陣に住んでます

京都文化博物館「源氏物語」映画特集

「源氏物語と平安京の世界」


[源氏物語千年紀展] を開催している
京都府京都文化博物館映像ホールでは
5月、「源氏物語と平安京の世界」という特集をやっています。


源氏物語関係では

右矢印源氏物語
右矢印源氏物語 浮舟
右矢印新源氏物語
右矢印千年の恋 ひかる源氏物語

が上映されています[→上映スケジュール]


そして、早速「源氏物語」観てきました。


源氏物語(1951年)大映
カンヌ国際映画祭撮影賞受賞作品
原作:紫式部/監督:吉村公三郎
出演:長谷川一夫(光源氏) 、木暮実千代(藤壷) 、

 京マチ子(淡路の上) 、乙羽信子(紫の上) 、水戸光子(葵の上)


はっきりいってかなり面白かったです(笑)。
古い白黒映画、古い出演者の方々がすごく新鮮でした。

そして、カンヌ国際映画祭撮影賞受賞というだけあって
すごくミヤビで上品な映像でした。


ストーリーは原作をちょっとだけデフォルメしてます。

弘徽殿はめちゃくちゃ悪い人に描かれてます(笑)。
明石で光源氏が弘徽殿が送った刺客と戦って、
切り捨ててしまうシーンには笑いました。
おそらく当時の映画ファンは時代劇にバトルを期待したのでしょう(笑)。
貴族は穢れ(ケガレ)を気にするんで、
もし源氏物語にこのようなシーンがあったら
当時の貴族たちは、スウィーニー・トッドなみのショックを受けて
誰も源氏物語を読まなくなったことでしょう(笑)。


源氏役の長谷川一夫さんは、貴族を好演していました。
そして、なんといっても藤壺役の木暮実千代さんは
現代でも人気が出そうな恐ろしくキレイな美人でした。
多分、当時はめちゃくちゃ人気があったんでしょうね。


映像ホールは京都府京都文化博物館の常設展の会場にあります。
常設展入場料500円を払えば、映画を観ることができます。
また、源氏物語千年紀展に入場すれば、常設展にも入場できるので、
映画も観ることができますよ。


「千年の恋 ひかる源氏物語」は何度か観てるので
今回は、「源氏物語浮舟」「新源氏物語」を観に行きたいと思ってます。