都知事選における鳥越俊太郎氏の応援演説者リスト | マスメディア報道のメソドロジー

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鳥越俊太郎「女性によし」



今回の都知事選において、鳥越俊太郎氏は極めて非論理的な言説を惜しげもなく都民に晒し、見事に落選したと思います。そして、鳥越氏が落選したことで、その非論理的な政策判断を回避できたことは、フェアな社会を合理的に形成する上で重要であったと言えます[前記事:鳥越俊太郎氏の都知事選における不規則発言を総括する]


さて、今回最も非論理的であったのは鳥越氏の言動ですが、それと同時に注視する必要があるのが、鳥越氏を最後まで推薦し続けた政治勢力であると考えます。今回、鳥越氏を推薦して選挙運動を力強く展開したのは、民主的な政治を重要視して弱者の人権に立つと主張する民進党・共産党・社民党・生活の党の野党4党を中心とする自称「リベラル」勢力です。この自称「リベラル」勢力は、世界における「リベラル」の概念とはまったく異なる政策を持つ集団であり、むしろ世界における「リベラル」の概念と一致する政策が多い自民党に対決姿勢を持つことから、実際には「反リベラル」とも言えないこともありません(笑)。今回の選挙戦において、非常に不可解に思ったのは次の点です。

・なぜ密室の議論で非民主的に決められた統一候補を無批判に信じて応援できるのか?
・なぜ政策を持っていない候補を無批判に応援できるのか?
・なぜ人権に関わる疑惑の説明責任を弁護士に押し付ける候補を無批判に信じて応援できるのか?
・なぜ異常なまで非論理的なおバカ候補を無批判に応援できるのか?

平素は民主主義・人権を曲解して理不尽に振りかざす集団が、民主主義と人権に大きな疑義がある候補を無批判に応援する状況は、カルト宗教に特徴的な「理由など考えずに信じる者は救われる」というスローガンにマインドコントロールされているようにすら感じました。そして、この集団とは一線を画した宇都宮健児弁護士の行動こそ、論理的であったと考える次第です。

鳥越俊太郎「女性によし」

参考までに、鳥越氏がtwitterで告知した公式の演説会についてネット上で調査し、その応援弁士をリストアップしたものが次の表です。

鳥越俊太郎氏の応援演説者リスト

この表を見ると、女性による応援演説が120回と男性による応援演説の73回を大きく上回っています。また、その女性が応援演説に占める割合は7月20日を境に大きく上昇しています。7月20日に何かあったかと言えば、7月21日発売の週刊文春「女子大生淫行疑惑」の記事に対して鳥越氏の弁護士が抗議を行った日です[参考動画:淫行疑惑の説明責任は弁護士にあります]。この有意な変化から考えられることとして、この日を境に女性に応援演説させることによって、単なるイメージで女性有権者の離反を食い止めようと陣営が画策した可能性があるということです。もしそうだとしたら、これほど女をバカにした行為はないと思います(笑)。

しかしながら、結果的にはこのような画策によって票の離反は避けられませんでした。当初は世論調査で優勢に立った鳥越氏でしたが、日を追うごとにどんどん支持が減少していきました。それも無理がないことであると考えます。普段は女性や弱者の人権をヒステリックに擁護するスタンスを見せている女性議員や女性言論人が、女性の人権を犯しているかもしれないにもかかわらずまったく説明しない鳥越氏を無批判に応援する姿は、極めて奇異であるからです。ここに化けの皮が剥がれたと言えます(笑)。

例えば、民進党の山尾議員は、今回の都知事選においては、共産党の小池晃氏と並んで9回もの応援演説を行いましたが、まったく淫行疑惑に触れることはありませんでした。

鳥越応援山尾

すべての応援演説は、相変わらず政敵の小池百合子氏や増田寛也氏を悪魔化して批判するものでした。山尾議員は、普段はクォータ制など、女という属性を振りかざしていますが、女性の小池百合子氏が政敵となると、「女は女でもあの人はダメ」なる論点先取の誤謬で相手の人格を根拠なく罵りました。このような言説から考えるに、山尾議員は女性の立場を単に政治利用しているだけであることがわかります。また、世田谷区の保育施設で「君、月給いくら? 25万円!? 安いなぁ その金額だと結婚も厳しいよなぁ」と言った鳥越氏を問題視しないばかりか無批判に応援するのは非常に不可解であると言えます。鳥越氏は山尾議員の基準でいうところの「庶民の気持ちがわかっていない」典型的な人物であると言えます。月収25万円のケースを単なる説明の例として使った首相を「月収25万円もらうのがどれだけ大変か理解していない」と極悪非道の悪魔のように批判していたにもかかわらず、「25万円?安いなぁ」と現実社会で言い放った鳥越氏に対しては、完全スルーであるばかりか、連日のように「都知事になるのは庶民の気持ちがわかる鳥越さんしかいない」と無批判に称賛していました(笑)。このようなダブルスタンダードを味方か敵かで使い分ける山尾議員は、国民を本当に心底バカにしていると言えるかと思います。なお、山尾議員の応援演説は本当にワンパターンで、今回も対立議員を自民党に属しているということを根拠にしてただただ悪魔化しました[参考:民進党山尾志桜里議員による日本縦断参院選ネガティヴキャンペーン]。政策の中身を論理的に議論することなしに、ただただ悪魔の政策であることを根拠にしてそれを批判するというのは、扇情以外の何物でもありません。このような国民の心理を操作して弄ぶ扇情議員ががいる限り、日本ではまともな政治議論ができないと考えます。

「厚化粧の人」と小池百合子候補を最後まで揶揄し続けた作家の澤地久枝氏&瀬戸内寂聴氏[動画]、そしてその揶揄を止めようとしなかった女性議員の皆さんは、もう一度言いますが、今後一切人権を振りかざすのは止めていただきたく思います(笑)。

なお、今回6回にわたって鳥越氏の応援演説に立った蓮舫議員ですが、今回も眉間にしわを寄せて、相変わらず政敵の批判ばかりしていました。

蓮舫応援山尾

次回の民進党の党首選挙に立候補して、「批判ばかりする政党」のイメージを払拭するそうですが、はっきり言って悪い冗談であると思います(笑)。政策が全然見えない人物が党首に立候補するのは、情報弱者に知名度があるということ以外、まったく理由が思いつきません。今まさに鳥越氏と同じように明確な政策がない人が立候補しようとしていると言えます。

いずれにしても応援演説者リストをゆっくりと見ながら、天下の茶番劇を記憶にとどめたいと思う次第です(笑)。

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