どうする家康は残すは2話。

最後の戦いとなる「乱世の亡霊」

は大坂の夏の陣である。このとき

どうする家康の男と女の物語。

 

大坂夏の陣

慶応20(1615)年5月7日

東軍15万5千と西軍5万5千の大軍が

対峙。戦いは正午ころ、天王寺口の毛利

勝永勢と徳川方本多忠朝勢とのあいだで

戦闘の火蓋がきられる。

 

大坂夏の陣(幸村の本陣)

正午頃、幸村の本陣、

茶臼山の天王寺付近で豊臣・徳川両軍が

大激戦。真田幸村は、家康とともに討死

せんと家康本陣に突入

家康は命拾いをし、幸村は多勢の徳川方

を前に後退し、茶臼山北の安居神社で力

つき果て、討たれる。

 

 

大坂の陣の本陣の茶臼山(大阪市天王寺区)

 

大坂城(千姫と秀頼・淀殿)

大阪城に敗走する豊臣方を追う徳川方。

7日夜になり、火が放され、本丸は炎に

つつまれ、秀頼、淀殿そして千姫らは、

本丸下(北)の山里郭に移動し、燃えさ

かる土蔵に籠った。

 

城外からかえった大野治長は、家康と秀

忠に秀頼親子の助命を嘆願させるために

城外に逃れさせようと仕組んだ。

 

千姫と侍女、護衛の者らは、本丸から逃

れたものの、行く手を火にさえぎられる

が、そのとき遭遇した徳川方の武将坂崎

直盛が千姫一行を脱出させ、家康・秀忠

のもとに送りとどけた。

 

 

大坂の陣の大阪城天守閣(大阪市中央区大阪城)

 

阿茶局と家康

阿茶局は、大坂の陣で家康に同行し、

の陣で真田の入城を知ってうろたえた家

康を叱った。という。

 

阿茶局は、豊臣をこの先どうするか。

と家康に尋ねると、「人質に孫のお千が

おり、どこか、遠くに追いやる」という

と、阿茶局は、「なまぬるい!」と激す

る。千姫はどうでもなる、その前に先々

不安をつみ、この戦いで、乱世を終わ

らせる総仕上げにと言われる。

 

大坂冬の陣のあと、阿茶局は、大坂方の

使者として茶々の妹の江(常高院)と本

多忠純とともに和議の交渉を行った。

阿茶局は、大坂夏の陣では、幸村が攻め

た家康の本陣に阿茶局はいたといわれる。

 

幼い頃より生母(西郷院)亡くした秀忠

を育てた彼女は、家康が最も信頼する側

室で、家康の息子秀忠の養育を任せられ

る。

 

家康亡き後、秀忠の娘・和子と後水尾天

皇の縁組が決まると、和子一緒に上洛

し、身の周りを世話し、従一位を賜る。

 

 

本多正信(松山ケンイチ) 徳川家康(松本潤)

徳川秀忠(森崎ウィン)  阿茶局(松本若菜)

 

千姫と家康(伏見城)

千姫は、伏見城内の徳川屋敷で、秀忠と

江の長女として生まれた。(1597年)

千姫7歳、豊臣秀頼のもとへ輿入れのと

き、慶長8年7月、この御舟入から乗船

し、大坂城に入る。

大坂夏の陣(1615)で、落城する大坂

城の千姫は、祖父家康の命により救出さ

れる。

大坂の陣後も千姫は波乱万丈の生涯で江

戸でえる、享年70歳。

 

伏見の真田屋敷は伏見城の西丸の舟入口

にあり、家康の屋敷は真田屋敷西隣で、

ここは、現在天皇陵の麓の乃木神社辺り

になる。

いま、古城山の伏見城跡は、明治天皇陵

で、歴史ある伏見城は、昔の面影を残し

現在の地に建てられている。

 

 

伏見桃山城(京都市伏見区桃山町大蔵)

 

淀殿・秀頼と家康(大坂城)

翌朝。同月5月8日家康は秀頼の処分に

躊躇するが、息子の秀忠は。秀頼の助命

を拒絶し、大坂城内の山里郭に銃弾を打

ち込む。

 

 

千姫(原菜乃華)と淀殿(北川景子)

 

淀殿(1567-1615)は、大坂夏の陣で

千姫の助命を願い、山里丸にあった櫓

ひそみ、秀頼とともに大坂城にて約30

の側近とともに、淀殿は秀頼とともに

害した。

 

イメージ 9

 

豊臣秀頼と母淀殿の墓(大阪城山里丸)

 

 

お市(信長の妹)と浅井長政

ー茶々(淀)(1569-1615):北川景子

       …茶々と秀吉ーーー豊臣秀頼

ー初(常高院)

       …京極高次の正室    

-江     

       …江と徳川秀忠ー家光、千姫

 

慶長20(1615)年    

4月、大坂夏の陣。大阪城焼失(5月8日)

淀殿(48)、秀頼、大坂城にて自害、豊臣

氏滅亡。

 

 

参考「どうする家康」

家康と正室・継室・側室

家康の正室:築山殿

       長男・松平信康

       長女・亀姫(奥平信昌室)

家康の継室:旭(秀吉の妹)

 

家康の側室:於万の方(小督局)

       二男・結城秀康

       (越前松平家・宗家初代)

 

家康の側室:於愛(西郷局)

       三男・徳川秀忠(二代将軍)

       四男・松平忠吉(尾張・清州藩主)

 

家康の側室:お葉(西郡局)

       二女・督姫(おふう)

         (北条氏直室のち池田輝政室)       

 

家康の側室:下山の方

       三女・振姫

         (蒲生秀行室・浅野長晟室)

       五男・武田信吉(武田の名跡継)

家康の側室:阿茶局

       六男 松平忠輝

       七男 松千代(早世)

 

家康の家臣

酒井忠次(左衛門尉)  :大森南朋

 

本多忠勝(平八郎)   :山田祐樹

忠勝・娘の稲      :鳴海唯

 

榊原康政(小平太)   :杉野遥亮

 

鳥居元忠        :音尾琢真

 

大久保忠世       :小手伸也

 

井伊直政        :板垣李光人

直政の母・ひよ     :中島亜里沙

 

本多正信        :松山ケンイチ

 

渡辺半蔵守綱      :木村 昴

 

 

 

 

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