地球と自然の歴史。

大昔、地球には森林があり、恐竜もいた。

ところが気候や地形の変動で地形が滅び

たりしている。

<大阪の自然史博物館>

いったい人類はいつごろ現われたのだろう。

気候はじめ地形の変動により地球の生物は、

生まれ滅びたりしている。

大阪の長居にある自然史博物館にゆき、公園

内のメタセコイアの森にゆく。

 

 

自然史博物館・長居公園に通じるゲート入口付近

 

<メタセコイア(「生きた化石」)>

メタセコイアは約160万年に現れ、地球の寒冷化により、

約100万年前に地球上から消滅した。太平洋戦争中に

発見された化石がメタセコイアと名付けられ、中国の

奥地の裸子植物がメタセコイアと判明、同じく湖北

省の黄河流域にメタセコイアの樹が現存していた。

「生きた化石」としてアメリカ人によりメタセコイアの苗が

日本全国にメタセコイアがひろがる。生きた化石の発見

者は三木茂博士であった。

<メタセコイアの森>

長居公園内にある「歴史の森」。

歴史の森には、第三紀植物群(200万年前~6600万年前)

のコーナがあった。植物園の北側にある池、周り750mの池

囲むようにしてそびえ立つ樹がメタセコイアであった。

 

 

長居植物園のメタセコイアの森

 

小池の周囲にあるメタセコイアなどの植物。

 

 

池の淵の遊歩道沿いには巨大樹として知られる

センベルセコイアが立つ。

 

 

センベルセコイア

 

<気候変動「メタセコイアと恐竜」>

地球上に大きな氷河があった氷河時代。

約260万年前に始まる氷河時代(第四期)はずっと

寒いわけでなく、とても寒い氷期と暖かい間氷期が

数万から10万年周期で繰り返されてきた。

160年前に恐竜は、寒冷化により、食物とも関連し絶滅し

てゆく、入れ替わるようにしてメタセコイアが生まれ、メタ

セコイアは100万年前に絶滅することになる。

人類の生命の誕生は謎だ。

絶滅した恐竜にかわり60万年生きたメタセコイア。

人類はメタセコイアを見たのか、何万年前に出現し、

厳しい地球の自然のなかで生きのびてきたのだろうか。

 

 

特に最近の80万年間は、氷期と間氷期の周期が

約10万年で、寒暖の差が激しいのが特徴である。

過去に地球上の生物種が気候変動などで同時に

5回も絶滅したという。

 

 

歴史の森には以下の植物群コーナがある。

明石植物群(200万年前頃)          ハマナツメなど

氷河期植物群(1万年前~200万年)     ヤマモモなど。

現在(照葉樹林・雑木林)

 

 

自然史博物館(大阪市東住吉区長居公園1-23)

 

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