かなしみはいつきえる  最終回 ゆめ

 ゆめ 35畑に行く侑子 

追憶

小学校一年生の時、宿題をするのに電卓を使っていた。

電卓が無い何処へ置いたろうと、と思いながら1ヶ月ぐらいたった時。

侑子の部屋からその電卓が出てきた。

妻が見つけました。

侑子、電卓どうして、2階にあるがと聞くと。

算数の宿題を電卓でしゅうと言う。

それはいかんよ、電卓使いよったら、頭がパーになるから、と言って使わせないようにした。

そして、それから、そろばん教室に行かすことになる。

めきめきと上達して行き、検定儲け受け合格している。

教えなくても、ちゃんと分かるのですね。

今の子もそうだが、子供はこんな電子関係には強いようです。

        33-1電卓

ゆめ 

1月14日 水曜日にも夢を見たのだが。

侑子の夢を見た、久しぶりだった、侑子に合ったストーリのある夢でしたが仕事から帰ったら内容を忘れていた。

侑子の夢を見た、今日のは、二階から何げなくぼんやりと外を見ていると、妻が道路を隔てた畑に出て来た。

その後続いて誰か分からないが、女の子供が出て来たその後に続いて小さい子供が出て来た。

アッ、、、侑子だと気が付いた所で目が覚めたのだが。

侑子は5歳ぐらいの時で、ピンクのスカートと毛糸の服を着ていた。

夢の画面では、上から見ている様子が鮮明にわかったが二階なのに何故か人が小さく見えた。

最初に夢に出て来た女の子は誰だろう、従姉妹のリナ(仮名)さんかも知れない。

以前、隣がリナさん所の家だった。

                「見夢 平成10年1月21日 水曜日」

        

             33-2畑

 

夢を記述するのを、10年を機に止めることにした。

夢を見る回数も、少なくなり日々と共に癒されていく私がありました。

こうして、夢を書くことにより慰め自分への励まし癒しにはなり少しでも立ち直りの元になることができたことはそうではあったが。

忘れることがどうしてもできない、心が痛ないこともないわけではない。

これは、娘を守ってあげられなかったことは、棺桶まで持って行きます。

一度は行く天国で再会することを、楽しみにしています。

大好きな侑子へ    お父さんより。

         33-3  侑子

 

かなしみは消えることはないが 

このまま前向いて歩き

侑子の居る所にいきたい 私がいる

           侑子にあいたい 

            完