かなしみはいつきえる

 ゆめ 33

四国参り

           

                       31-1大切な本 

追憶

聞くは一時の羞じ聞かぬは一生の羞じ

徳島医大での事インターンの先生が看護婦さんと回診に来る。

先生より看護婦さんの方が良く知っている。

何時だったか先生がわからない事があって、ああでもないこうでもないとやっていたら、わからない時は看護婦さんに聞かな行かんと、インターンの先生に言う。

聞くは一時の羞じ聞かぬは一生の羞じと先生に突っ込む事が有った。

あの子はよく、諺を知っていた、と言うのは1年生の時入学記念に本屋さんに連れて好きな本を買って上げると言って。

侑子が選んだのが、諺伝習と言う本でした、その本を大事に、大事に愛用していたようです。

          31-2お四国参り 

ゆめ

28日29日は、お四国参りに行っていた。

侑子の供養のため夫婦でお四国参りをしています。

今日は、徳島の市内のお寺を回り。

一泊して明日もお寺を回る定で徳島市内のホテルでの夜の事。

侑子の夢を見た。

侑子が死んだので悔しくって八つ当たりをしている自分がいた。

どこでと言うと近藤の安(仮名)さんと、息子の孝憲(仮名)が鏡川祭りのイベントの会場作りをしている所で、侑子が死んだ悔しさに腹が立って、悔しくって、悔しくって腹が立つと言って、辺を当たり構わずがむしゃらに何かが乗りうつった様にそこの辺り手当たり次第に狂った様に壊しまわっている。

                         31-3鏡川祭り

其の内に侑子侑子と泣き叫びながら気が狂った様に鼻水をたらしながら泣き崩れている。

その泣き声がうなされの声となって隣りで、寝ている妻を起こしたのか、妻にどうしたと言って起こされて目が覚めた。

お大師さんの御利益があったのか悲しい夢で有っても侑子に合わせてくれたのだろうか。

近藤(仮名)さんと言うのは、高知市内で酒屋さんを経営しているオーナさん。

                                       「見夢 平成8年4月28日 日曜日」

            

                   31-4怒り