大方の人たちの期待を裏切り、遠ヶ根鉱山に向かいます。
恵那なのに、中津川なのに、苗木なのに、関戸川、木積川、ちんの峠などを
無視して遠ヶ根に向かいました。
天邪鬼なんですいません。
向ったわいいが、ここも詳しい場所は知りません。
手元には、鉱物採集の旅~東海地方をたずねて~と、20年ほど前の採集報告2通があるだけです。
当然のことに、道が変わっています。
適当な場所に車を停めます。
怪しい旧道発見。
猪よけなのでしょう、恐る恐る跨いで進みます。
先には、不安定な柵で道と林の間を仕切られています。
鉱山跡があるとか、書いてある。
大体の場所はあっているようです。
ここからでも行けるようですが、
手元資料とはちょっと場所が違うようですので道を先に進みます。
道を進んでいきますと、新農道に繋がっていました。
さらに進むと行き止まりでした。
どこか途中で柵内に入らないと行けないようです。
適当なところに、旧道?がひっそりと繋がっていましたので、中に入ってみます。
残念ながら、砂防ダム上で、道が消えていました。
元に戻って、更に分岐がありましたので、そこから中に入ってみました。
砂防ダムに突き当たって、終わりかと思ったのですが、
資料に記載のあるの朽ちた遺構の目印を見つけることができました。
よしよし、
そのまま進んで行きますと、遺構の数々が。
そこから、谷を上に目指して進んでいくと、
あった~。
鉄条網で囲われたズリがありました。
資料によりますと、4箇所ほどズリがあるそうです。
これが、どのズリに当たるのかは、判りませんが、ともかく、ズリです。
早速、採集開始です。
石英ちっくな石を割っていくのですが、なかなかありません。
やっぱり、そんなに甘くはないですね。
鉄重石の小さな結晶がありました。
ウィキによると産出する鉱物は、
鉄重石、灰重石、硫砒鉄鉱、砒鉄鉱、輝水鉛鉱、蛍石、閃亜鉛鉱、モナズ石
などだそうです。
別資料によると、
洋紅石、スコロド石などが取れるらしいが、はて?
確か、赤い色鮮やかなものがでてきていた。
単なるベンガラかと思って放置したのだが、
あとから、別サイトにその写真があって、
あ~、これ、放置したやつやんか~(希望的憶測)と、さけんだのは言うまでもない。
やっぱり、下調べせなあかんなあ。
いつもこれや。
しょぼしょぼだけど、いろいろとリュックに詰め込んで
一応の成果(と言えるのかはわからないが)があったので、
次の産地に向かった。