ラストがココロに刺さる『二人ノ世界』 | 気まぐれ・・・なkazunブログ

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もう三週間前になるけど、函館港イルミナシオン映画祭のクロージング上映は

藤本啓太監督、原作・脚本松下隆一さん、プロヂュース林海象さん、

主演永瀬正敏さん、土居志央梨さん 『二人ノ世界』。

 

なんといっても相容れないはずの二人だが、お互いに失くしたものがあるが為に

必要となる二人だった。

観ていて辛くなる場面も多いけど、そこは映画の世界観です。


ラストのシーンはなんとも悲しいけど、やっと二人ノ世界になったんだね。


しかし私はこんな世界になってしまう不条理さに怒りも感じてしまいます。

自分に出来ることは・・・と。


 

作家としても活動する『氷川丸ものがたり』などの脚本家・松下隆一による原作を映画化。

京都・西陣を舞台に、全身まひで寝たきりの男性と、彼を介護する盲目の女性ヘルパーの

交流を描く。『私立探偵 濱マイク』シリーズなどの林海象らがプロデュースし、藤本啓太監督

をはじめ、京都芸術大学映画学科の関係者たちと共に製作された。『光』などの永瀬正敏と

『リバーズ・エッジ』などの土居志央梨が主演を務め、牧口元美、近藤和見、重森三果、宮川

はるのらが出演する。

 

バイク事故で頸椎を損傷し首から下が全く動かなくなった俊作(永瀬正敏)の元に、目の見えない

華恵(土居志央梨)がヘルパーとして現れる。心を閉ざし暴言を吐いてばかりの俊作にいら立ちを

募らせる華恵だったが、視力を失った彼女自身も、人には言えない大きな喪失感を抱えていた。

二人はぶつかり合いながらも、介護生活の中で次第に惹(ひ)かれ合っていく。

****シネマトゥディより