3.オン・マイ・ウェイ


 1982年10にリリースされた安全地帯の2ndシングル。


北海道・東北地方のみですが、ブリヂストンのタイヤのCMソングに起用されただけあって、ドライブ感溢れる展開が痛快な楽曲です。


サビの英語の歌詞がカッコよくハマっているあたり、中盤の間奏でのドラムの田中さんの絶妙なフィルから展開されるバンド"安全地帯"としての一体感を感じるアンサンブルは、何度聴いても最高です。


特にオープニングでの矢萩さんと武沢さんによるツインリードならではのグイグイと攻め込んでくる疾走感がたまらない。


本当に初期のライブでは、演奏されていました。

ライブビデオ『We're alive』では、武沢さんのオリジナルバージョンには無い、ややラフでルーズながら、カチッとしたギターソロから始まる演奏が何度聴いて、観てもワクワクさせられます。


是非、ライブビデオ『We're alive』と一緒に楽しんで頂けたらと思います。


資料1.ブレイク前の初々しさが残る安全地帯(左から、武沢さん、田中さん、六土さん、矢萩さん、玉置さん)




4.FIRST LOVE TWICE


ここ最近、YouTubeなどから山下達郎さん、竹内まりやさん、松原みきさんの楽曲が世界中の多くの人に聴かれるようになり、日本発のシティ・ポップが世界中で評価、注目が高まっています。

ちょうど、この曲がリリースされた時期が重なります。


この『FIRST LOVE TWICE』を改めて聴いてみると、アレンジ、演奏、曲にそういったシティ・ポップのエッセンスが充分に堪能できるカッコ良く、聞き心地よく、馴染みやすい作品に仕上がっています。



その中でも、終盤の矢萩さん、武沢さんのギターソロの応酬は、安全地帯のストロングポイントの一つでもある、"ツインギター"の魅力、繊細さ、カッコ良さが充分に発揮されてるところが最高でオススメです。




久しぶりにシングル盤感覚で二曲を続けて聴いたみたのですが、このシングル盤がリリースされた’82年は、今でも形態を変化しながら販売され続けているソニーウォークマンがようやく浸透をし始めた時期。


まだまだ車などでは最初から附属しているAMラジオを聴くというのが主流だった時代。


今のようにサブスクやBluetoothなどで気軽に車で音楽を聴ける環境が仮にあったら、このシングル盤に収録されている2曲の認知度も、また違ったものになったのではないかと想像しながら向き合って作品を楽しむのも新たな楽曲の魅力が感じられると思います。


もしお時間ありましたら一度お試し頂けたらとも思います。




https://open.spotify.com/track/4AoS2JSzsGdSOeqdzx3c8u?si=oCX3_3eCSa-lfiOrY1HH7Q




https://open.spotify.com/track/2SV3EoPVn2svkuse5jRNbH?si=P0X3vC7cR_efEzWGA62Hpg