変わり種、黄緑色の桜・・・御衣黄
5月に突入~~~
世間一般的には平日ですが、中には”Golden Week”からつながって休みの方も多いと思います
しかし、残念ながら天気がイマイチで、曇りか雨の予報となってます
そんな今年の5月1日は、2024年2月4日の”立春”から数えて88日目となる”八十八夜”
そこで、”八十八夜の日に摘んだお茶を飲むと長生きできる”という言い伝えから、八十八夜にあたる日を、
”緑茶の日”や”新茶の日”など、お茶に関する記念日が制定されています。
新茶とは、その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくったお茶のこと。
新茶の特徴は、二番茶や三番茶と比べて”苦み”や”渋み”のある”カテキン”や”カフェイン”が少なく、旨みや甘みの成分である”テアニン”が多く含まれているそうです。
”テアニン”は、”抹茶”や”玉露”などのお茶にも多く含まれ、飲むことで睡眠の質がよくなり、起床時の爽快感、熟眠感、疲労回復感の改善が認められているそうです。更に、脳のα波が発生しリラックス効果も認められているそうです。
春になり、美味しい新茶が出回るようになりました
ペットボトルなどで手軽に飲めるお茶もイイですが、少し手間をかけて急須で淹れた新茶を堪能してはいかがですか
巷では、既にソメイヨシノは葉桜となり、若葉が青々しています。
そして、ソメイヨシノと入れ替わる様に咲いているのが・・・
サトザクラ系の八重咲の花がボンボンの様に固まって咲く桜
サトザクラ系の桜は品種の数が300~400種と言われ、花色は白色からピンク色の品種がほとんどですね。
そんな中に、花色が普通の桜とは変わった品種もあります。
その変わり種品種の代表的な桜が・・・
ギョイコウ(御衣黄)(学名:Cerasus Sato-zakura Group ‘Gioiko’ Koidz.)
オオシマザクラを基に生まれた日本原産のサトザクラ系の栽培品種
最大の特徴が、八重咲きの黄色、黄緑、緑色系の花を咲かせること
ギョイコウ(御衣黄)の他にも、ウコン(鬱金)、スマウラフゲンゾウ(須磨浦普賢象)、ソノサトキザクラ(園里黄桜)、
ソノサトリョクリュウ(園里緑龍)などの品種が、黄色、黄緑、緑色系の花を咲かせます。
花期は地域によって異なりますが、東京あたりで4月下旬頃に咲かせます。
地域により花期以外でも花の大きさや色合いなどに大きな違いがあり、
花の大きさは直径2cmから4cm程、花色は白色から淡緑色となります。
どの花色でも中心部に紅色の線があって、開花時にはほとんど目立たないが、
次第に中心部から赤みが増し、散る頃にはかなり赤くなります。
では、ナゼ、花が黄色、黄緑、緑色系なのか・・・
花弁に黄色のカロテノイドと緑色のクロロフィルを含む葉緑体を多くい為で、
ギョイコウ(御衣黄)は緑色のクロロフィルが多いため濃い緑色
ウコン(鬱金)は緑色のクロロフィルが少ないため黄緑か淡黄色
・・・となるそうです。
なかなか聞きなれない品種で珍しい桜ではありますが、沖縄県を除く日本各地で見ることができますね
そして実は、ちあい家にも若いギョイコウ(御衣黄)が植えられて毎年花を咲かせてます
今回見公園で見たギョイコウ(御衣黄)は、ちあい家のギョイコウ(御衣黄)よりはるかに立派な大木でしたね
ちあい家のギョイコウ(御衣黄)は若い木なので、ここまで立派になるまでは時間がかかりそうです。
気長に生長を待ちますね
では、またね