源喜屋@盛岡この街に来たら行かないことはない、ホームともいえる店。花巻の白金豚がお目当てで、銘柄は宮沢賢治の短編「フランドン農学校の豚」に由来する。上質な甘さがほとばしる脂ごってりの、プラチナベーコンが販売中止になったのは残念だが、今宵の先達の勧めでヒレカツをいただく。肉質がきめ細かくソフトな味わいで、まさに白金の価値ある旨みがかむたびにグッとくる。脂うまさに阿りがちな味覚に対し、なかなかのインパクト。これからの来店の際の、贔屓品目にしよう。