
眉山山麓を通る大通りへ戻り、北へやや進み.徳島ラーメンの老舗「いのたに」の前を、新町川方面へ。仁心橋から再び、新町川沿いの遊歩道を散策します。川の向こうには徳島県郷土文化会館「あわぎんホール」。橋の欄干は、特産の藍問屋の蔵のレリーフになってます。藍場浜公園は新町橋から佐古大橋までの、新町川左岸に続く公園。藍問屋の蔵が沿岸に建ち並んだのが、藍場浜の名の由来です。
徳島特産の藍染は、吉野川流域でとれた藍の葉を乾燥・発酵させた染料「染(すくも)」で染めたもの。明治期から「ジャパンブルー」と呼ばれ、自然な風合いの多彩な色味が、着物や帯などの和装に用いられています。ボードウォーク沿いにも、蔵をイメージしたオブジェが並び、斜張橋のあいせん橋のなも「藍染」からか。
藍場町2丁目の園地は、園内には野外彫刻と阿波踊りを詠んだ、野口雨情の句碑が立ちます。ワシントンヤシの並木の広場には、阿波踊り期間には演舞場が設置されます。背の低いヤシが並ぶ前を過ぎたら新町橋通りで、徳島駅まで徒歩5分ほどです。