
阿波おどりミュージアムは阿波おどり会館3階にある、阿波踊りの歴史と文化にまつわる博物館です。入口では男踊り・女踊りの連のオブジェが、賑やかに出迎え。パネル展示では、阿波踊りの発祥から変遷を紹介しています。阿波踊りは藩内各地の民族踊り、特に徳島城下の盆踊りが起源とされ、江戸期には藍商人が行商で全国から芸能文化を持ち込み、地元の庶民の熱も加わり盛り上がりました。昭和に阿波踊りの呼称が定着、全国へと知名度が広がりました。
昔の阿波おどりの様子を再現したミニチュアには、鯛の山車も。歴代の阿波踊り開催ポスターからは、徳島を代表する観光資源であることが分かります。ほか踊りの衣装や小道具に、鳴り物の変遷も。三味線は立ち弾き用、明治大正期にはバイオリンも使われていました。臨場感が味わえるVRコーナーもあり、ホールでは実演も見られます。