橋のたもとから新町橋通りへ。片アーケードのすぐ先に、東新町商店街のアーケードが続いています。藩祖の蜂須賀家政が、界隈に商人を集めたことが街の由来。沿道にはブランド品のブティックをはじめ、ファッション、靴、鞄、宝飾の店舗が並び、ちょっとハイソな雰囲気が漂っています。中程の広場「コルネの泉」から、右に籠屋町商店街が分岐。アーケードを出たところは赤レンガの舗道で、ここにも阿波踊り像が。通りの名は「銀座通り」で、モダンな雰囲気に似合います。

アーケードを出た国道136号沿いは紺屋町で、東大工町交差点を曲がり、眉山ロープウェイ方面へ向かいます。途中の新町温泉は、早朝営業で湯船の種類が豊富。新町橋2丁目交差点を曲がると、正面に眉山ロープウェイ乗り場のある阿波おどり会館。登る前に麓の徳島眉山天神社へ向かいます。1809(文化6)年創建、眉山の山麓に位置し、藩主の蜂須賀氏の保護を受けた神社です。

境内には主に4つの社があります。徳島眉山天神社の主な社は、学問の神様の天神社、商売繁盛の神様の眉山稲荷神社、心願成就にご利益あるタヌキを祀る九人神社、縁結びや安産祈願、病気平癒祈願などに御利益がある姫宮神社。パワスポとして、女性の姿が目立ちます。撫でると知恵がつく牛の像「知恵の石」の先には、学問の神様である、菅原道真公の像。縁結びにご利益のある姫宮神社は、参道も鳥居もハートだらけ。奥には秘物の陰石があり、「姫宮さん」と崇められてます。

ほか天神様の梅を描いた合格祈願の絵馬に、恋愛成就の「姫みくじ」には運命の殿方も記されてます。社殿の左はタヌキ像が並ぶ九人神社で、白太夫神社は道真の忠臣渡会春彦を祀っています。先代宮司がラジオ体操の普及に努め、寄贈された像も。ロープウェイでの眉山登山の前に参拝したい、ご利益多彩な、山裾の社です。