亀井戸水神社は、鍛冶屋町の一角で江戸期に水源だった井戸を守る社。社のあたりが石垣で囲まれた水源でした。水の湧き口が甕の形をしていて、転じて亀井戸とか。番町交差点を地下で横断する「光の広場」には、高松出身の角卓氏による、瀬戸内をモチーフにした作品などが並びます。高松中央公園は官庁街の中に位置する緑地公園で、中央には広大な芝生広場が広がりイサム・ノグチ氏の遊具などアート作品も多数。県出身の偉人の像も点在しており、作家の菊池寛に大洋の優勝監督・三原脩、巨人を4度日本一にした水原茂といった、プロ野球発展に貢献した名将も生み出しています。

高松中央公園は、もと高松市立中央球場だった場所に造られた公園。県のアマチュア野球の聖地で、中西太、穴吹義雄ら名選手も輩出。プロ野球の公式戦も行われていました。芝生広場には球場だった名残が。ホームなどベースが配されていて、位置は球場があった当時のままです。公園の南西には、菊池寛の生家跡碑と自筆の座右の銘も。すぐそばの県庁舎からは、21階の展望室からは市街と瀬戸内海を一望できます。

公園横の菊池寛通りを歩いて、再び日本一長いアーケードへ。南新町商店街は、高松中央商店街の北から2番目の商店街です。セルフの讃岐うどん人気店の一福に、メルヘンは婦人フォーマルやステージ衣装も。店名板がアートな透し彫りになっていてチェーンの餃子店もおしゃれな感じです。

スーパーホテル前で軽くクランクして、最南の田町商店街へ。猫のゆるキャラ「たまぢぃ」がお出迎えで、ほんわかした雰囲気です。屋根に香川の観光名所が描かれ、これから行く栗林公園に歩いてきた玉藻公園とサンポート、桃太郎伝説の鬼ヶ島・女木島に那須与一が奥義を射る屋島など。歩けば香川を観光した気分になれます。