
日曜市は追手筋の1㎞に、300軒が軒を連ねる露天市。300年以上の歴史がある露天市で、野菜や果物、水産加工品、金物や刃物や植木などを、近隣の生産者が販売します。東端のよさこい通り寄りは、農産品が多めで、サツマイモは金時、紅はるか、土佐紅など種類豊富。リュウキュウはハスイモのことで、茎の部分が食用に。タケノコも並び、秋が旬の四方竹も名物です。
水産物はイカ一夜干しにウルメイワシ、アジ、カマスの丸干しほか、河口でとれる四万十の川海苔の佃煮は汽水域の青さ海苔が材料です。ちりめんは大きさ別にちか、かちり、かえりと並んでいます。ブドウは他県産が中心。地元には「土佐巨峰」という品種も。野菜王国だけに、青果は地場産。露地ナス、キュウリなど豊富です。ほか中山間部の梼原町産の窯焼きの炭、市内に窯を構える陶芸作家の露店も見られます。
加工品だと、ローカルスイーツの露店では、ご当地菓子のミレービスケットに、芋けんぴ、さつまチップが。ゆずは土佐山、馬路村の特産。ジュースが人気の品。またカツオ処だけに生節も並び、ゆず、醤油、生姜と味付けも多彩。高知城寄りにはまた野菜の露店が集まり、トマトは専門店が多数。桃太郎、フルーツトマト、カンパリなど。特産果実の水晶文旦。あきづき梨とともに秋が旬です。漬物店では味噌や、種類豊富なキムチも。土佐刃物の店。三徳、出刃、菜切など包丁が各種揃います。
ひろめ市場の前までくると、道幅がやや広くなります。ローカルアイスのアイスクリンは、シャーベットのような食感。観光客にも地元の子供にも、人気のおやつです。西端に来ると植木の路地販売が増えてきて、骨董、陶器、刃物、農器具など、道具屋街に。露店はさらに、高知城追手門まで続いています。