八木橋百貨店の真裏、向かいに熊谷寺の垣を見る、静かながら人通りのある立地のカフェ。建物の古民家は元々は古本屋で、看板のシナモンロールほかクッキーやラスクなど、シナモンを用いたスイーツが人気だ。ランチタイムにはグリーンカレー、喫茶にはチャイもあるなど、インドテイストも感じられる品揃えである。

窓際の丸テーブルに座り、頼んだのはこの暑さなので雪くま。外にのぼりも揺れている、夏の人気メニューで、しょうがとシナモンの雪くまがこの店らしいフレーバーだ。ふわりとした氷にはシナモンの粉がトッピングされていて、別添されたしょうがとはちみつのシロップをかけていただく。シナモンの甘いハーブの香りに、ショウガのピリッとした苦味ある刺激が合わさり、ジンジャエールのかき氷版といった感じ。はちみつの甘さがほどよく、大人のかき氷といった感じだ。

上から崩し、シロップを足しながら氷の山を攻め、底に残った冷え冷えのジンジャーハニーシロップも飲み干してさっぱり。ほどよくクールダウン、芯まで冷え切らないのは、ショウガに体を温める効果のおかげかも。冷やし過ぎて体調を崩さない仕様も、酷暑の熊谷を乗り切るためのものかも。