越のむらさきから三国街道に入ると、沿道に「吉乃川」の蔵元・吉乃川酒造の広大な敷地が続く。長岡に蔵を構えること天文17年、創業470年ほどの老舗蔵だが、昭和30年代から「大型仕込み」に取り組んでおり、左は近代的なタンク群が多数並ぶ。

右には林の中にかつての酒造資料館「瓢亭」の小屋風の建物、さらに敷地内から湧出する信濃川の伏流水「天下甘露泉」を示す看板も見られる。吉乃川の仕込み水で、ミネラルをバランスよく含む軟水とある。

後ほど資料館にも寄ることにして、先へ行きましょう。