音村家から南へと折れ、再び本町筋へと戻ってきた。途中の交差点で、道路が直交せず微妙に互い違いになっていることに気づく。敵の攻撃を防ぐため、直進されないようにした自治都市の頃の名残で、車やバイクが都度減速しているから交通安全向きでもあるようだ。

このあたりはフレンチレストランtama、雑貨のem.skyなどの店舗が集まっていて、「あげ とうふ」とある木看板に誘われ小林豆腐店へ。手作りの大和あげやピーナッツ豆腐が評判で、あいにく休みだが玄関横になんと自販機がある。奈良産空芯菜入りのさしみこんにゃくを購入、宿で「出世男」のアテにいただいたら青菜の香りはそれほどでなく、ザラリとした舌触りでどっしりした食べ応えだった。

通りにある町家をもう一軒、見学していきましょう。