続いてひと筋北の本町筋へ。この通りは現役の店舗が多く、ロートやノーシンのレトロな薬看板を並べる澤井薬局、江戸期に描かれた「今井町本」と呼ばれる洛中洛外図屏風を観覧できる喜多古美術、その向かいには町家を使った今井郵便局で、赤い円筒ポストが街並みに映えている。

喜多古美術のやや先に、板壁と白壁に挟まれた路地を見つけ、誘われるように迷い込む。こういう細い路地が当時のまま手付かずで残っているのも、今井町さんぽの楽しみである。

路地を抜け、もう少し町家を見学してみましょう。