週末ぶらり箱根の旅、湯本まで戻ってきたらもうやることがない。小一時間で自宅に帰れる距離感は、日常の延長の範囲だ。もっとも飯食おうにも軽く飲もうにも、蕎麦屋も飲み屋も値段は日常じゃなく、観光地のそれだから困る。

なもんで、ここは観光は無縁の純喫茶にて、奥の席で放置されつつ原稿なぞ書き出してみる。奇しくも例の赤い橋のたもとにあり、景色は温泉街なのは悪くない。ちなみに品書きはアイスコーヒーじゃなく、冷コーヒーだ。