
駅に隣接のホテルにて、千福ワンカップ×カープいか天。ズムスタ観戦の興奮冷めやらぬ中、瀬戸内の旅の名残酒をちびちびやるなら、コンビニで手に入るカープローカルな酒にアテの、このコンビが似合う。
大エースの思わぬ乱調を生で見た滅多にない機会に、駅まで歩く感想トークも喧喧轟々。そのままの勢いで、赤一色の組み合わせを仕込んで反芻の酒盛りにかかる。赤だんだら模様のカップをこぼさぬようペリッと蓋をはがして、口から出迎えゴクリゴクリ。カープ坊や印の袋もバンと開き、フライをガリガリ。飲むほどにイカかじるごとに、それでも勝利した嬉しい酔いが、旅での観戦にてジワリと染みてくる。ポールパークの開放感を思い出し、パフォーマンスシートでスクワット気分の一期一会。
広島来訪のたび、身も心も赤に染まり変わりそうな誘惑に襲われる。ファンの中で盛り上がり交わす酒の旨さは、冥利に尽きる味わいのはず。この感動を、叶うならハマのライトで味わいたいと、想いは赤からベイブルーへと馳せていく。一献一品の小さな酒宴、熱き星たちにも天下泰平なり。