
二日目&二回目の広島、今朝は市街のおさんぽから。水の街を印象づける京橋川沿いの遊歩道から、各地から提供された様々な樹種が茂る平和大通りは、散歩に適した気持ちいいコースだ。
その後立ち寄った平和資料館は、平和公園のではなく袋町の一角にある小さなもの。取り壊した小学校の一部を残したもので、再建予定の建物の間にあえて保存したという。新築の建物の間で、まるで当時のままのエアポケットのようだ。
すすで真っ黒になった壁面は、当時チョークで書かれた伝言でいっぱいだったという。無事や移転を伝えたり、安否を問うたりと、メッセージの重さが胸を打つ。「見つかった伝言は生きていたことの証。思いが時を超えて伝わるんです」との、案内人の言葉が染みる。
平和公園と対照に街中にひっそりあるたたずまいに、まだ知られない被曝を垣間見たように思えた。これもまた、二日目&二回目の広島にふさわしい。