
京急蒲田駅前・大田区産業プラザで開催の、「大地を守る会のオーガニックフェスタ」にお邪魔した。有機食材宅配業の中でも、安全に対する意識が一段と高いだけに、農産品と調味料を中心とした生産者の直売は、なかなかの盛況だった。
お目当てはやまけんさんこと、農と食のジャーナリスト・山本謙治氏のトークで、「本物の見分け方〜食品偽装の裏側」とのお題。安くていいものは存在しない、いいものは相応のコストがかかるのは必然。健康管理とリスク回避には何かに偏ったり避けたりせず、まんべんなく食べること。など、安さや手軽さに傾くあまり忘れがちな、ある意味当たり前の食生活について、再認識させてもらった。
社会問題となった偽装も、した側だけの責任ではなく、そうなった様々な必然がある、との話も尤もといえる。生産に関わる方々がみな幸せな環境でなければ、良い食品は生まれない。心に響いた要旨のひとつである。