
祭り明けの昼飯にて「旅先グルメをリフト撮り」。岡山駅そばの郷土料理「喜怒哀楽」にて、ばらずしに鰆のあぶり寿司にママカリの押し寿司の、岡山の名物寿司三連チャンリフトだ。
ばらずしは殿様の倹約令をごまかすために、地場の魚介類や野菜をご飯に混ぜ込んで見えなくしたのがルーツともされる。基本は家庭料理で、同席の地元の方も「店で食べたのはいつ以来かな?」とか。サワラにエビ、イカ、アナゴ、ホタテに似た藻貝といった海の幸。レンコンにワラビ、シイタケ、ニンジンといった畑の幸。岡山の山海が丼の中に集合している。
サワラは今や岡山を代表するローカル魚。産卵期の春にとれる瀬戸内もののほか、長崎や対馬のものなど全国から上物が集まってくる。トロトロの脂ののりとシャッキリした身が、当地でいただくうまさ。古くからのローカル魚であるママカリと食べ比べもまた、贅沢である。