東口ポルタ地下街にある「崎陽軒中華食堂」にて、キリン一番搾りグラス×中華プレート。夕方からの仕事の前に、ハマの定番店で軽くお腹を落ち着けるなら、避けて通れぬソウルフードであるこのコンビが似合う。

地下街奥のガラガラの店内で、冷房キンキンの隅の席に落ち着きまずはクールダウン。遅めのランチセットか、早めの晩酌セットか、心騒ぐ時間の選択は無論、後者に傾く。やや時間がかかるとのプレートを待って、先に来たグラスを傾けず大人のガマン。エビの芳香漂う餃子、淵がピンクの中華なチャーシューに、セットのグラスビールだけじゃ持たない持たない。そして「♪旅に出る度思い出す~」のシウマイ(注・シューマイではない)は、豚肉ホタテのホクホク食感が、体に摺り込まれている何かを喚起する。思えばキリンも横浜創業、ハマっ子魂がっぷりの一期一会。

キリン生とシウマイ(注・焼売でもない)が似合うハマの場所で浮かぶのは、浜スタの外野スタンド。あと1時間でプレーボール、今年は行っていないしと、明日でも構わない仕事をうっちゃる葛藤がいざ、スタート。一献一品の小さな酒宴、ハマで天下泰平なり。