駅前シティホテルの部屋にて、アサヒスーパードライロング缶×清水が本社の缶詰たち。三保の松原で歩き回りくたびれ果てた晩、ちょっといいホテルに泊まるなら、部屋でのんびりでき御当地水産会社に敬意を表する、この組み合わせが似合う。

先陣は昼見た羽衣の松にちなみ、はごろもフーズのエース,シーチキン。小振りサイズの水煮はほぐし身があっさりと、王道の安定感が嬉しい。続いても馴染みはホテイの焼き鳥、定番タレ味の甘ったるいジュレが久々ながら新鮮で、口直しのスーパードライがバッサリ潔い。 そして真打は新進ながら定着中の、いなばのツナとタイカレー。コブミカンの葉入り本格派が、一気に場をエスニック化。すくうごとのビリビリの辛味に、ここからスーパードライが加速する。ある意味清水の聖地巡礼、いつもの缶が特別うまい気もする一期一会。

世界遺産かつ魚どころの地にて、インドアな酒宴はちょっとおとなしめか。魚市場は清水駅のまん前、明日の朝酒のアテには、シーチキンになる前の魚で行きたいところか。一献三缶の小さな酒宴、今宵も天下泰平なり。(130629)