どうしても言えないことがある

誰かに聞いてほしいことがある


誰にも聞かれたくないこと


誰にでも

少しは・・・あるだろう


言わなきゃいけないこと

言ってはいけないこと


どうやって

その境界線を引くんだろう


少し前


友人は・・・恋をした


ダブル不倫


言葉巧みに・・・お互いを正当化していた2人


数か月


相談され、助言をしていた私だったが


愛想が尽きた


正直


お互いが好きになってしまったのなら仕方がないこと・・・


私が「やめろ!!」といったところで


どうにかできることでもないだろうし・・・


だからの


・・・応援するわけではないが、話は聞くよ


で・・・


話を聞いていたが


友人は


堂々と・・・恋人気取り


相手の家にまで出入りし始め


「奥さんの愚痴も聞いてあげてる、そしたら絶対怪しまれることもないよね」


へ??????


「彼が忙しすぎる人だから、寂しくていつも泣いてる」


などと言いながら・・・


あろうことかの


私のクライアントにまで色目を使う・・・・



この女・・・


いったい何を考えているのか?


いよいよ・・・苛立った私


思わず


・・・あんたは、だっちわいふか!!!!!


知らないところでやっている分には文句も言わない


節度を持った行動をしているのであれば・・・


多少、見過ごすこともできる


だが


この女は・・・


同じ女として、同じ世代の女性として母として人として


許せないと・・・感じた


同じような人間に見られたくないと・・・思った


一見


どこから見てもいい奥さん


世話好きで・・・家庭的な印象を受け


社交性もあり


しっかり者のイメージを


私も感じていた


でも


仲良くなるにつれ


??G??・・・・?


疑問に感じることが多くなってきた


彼女が作ってきたイメージは


本当に作ったもの


蓋を開けたら


家は・・・座る場所もないくらいに散乱


子供を預けて外出ばかり


ローンを組んで・・・散財


お金持ちの男性だと確信するや否や


色目を使い始める


誰彼問わず・・・な感じは・・・感心しそうになるくらい・・・


すげ~


そんな彼女に苛立ち


・・・ごめん、これ以上相談もされたくないし、同類と思われたくない


そう言ってから


それまで・・・三日と開けずにうちに遊びに来ていた彼女も


ここひと月あまり


ラインもしてこなくなった


私は


苛立つ項目が一つ減ったくらいで


相変わらず


寺子屋は・・・大繁盛



「我慢して苛立って・・しんどい思いをするくらいなら、一人になるのもいいんじゃないか?」


「大事な人や物は・・・ちゃんとついてきてくれる」


そう言ってくれた知人


彼も大変な思いをしてきたからこそ


「自分が人を選ぶんじゃない、ちゃんと自分を持っていたら
そんな自分を人が選んでくれる」



悩んでいた昨年暮れ


その言葉を頼りに


数人の職人さんをふるいにかけた・・・





ストレスも減り


何故か・・・


仕事も人も増えた



居心地のいい場所や仲間ばかりではないけれど


無理して合わすには


年を重ねすぎた


今は


・・・こんな私で良ければひよざえもん


それに尽きる顔に縦線2