もうひとつの伊勢神宮=伊雜宮(伊雑宮)前編〜天の岩戸 | 風のように生きる〜誰かを変える風ではなく、誰かのための風でありたい〜

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なにものにもとらわれない生き方を目指す神伝人(つたえびと)祥平の日々の日常を綴ります。
時に曽爾村人力車夫、時にかたりべ、時に全国聖地案内人、時にセラピスト、時に演奏家、時にもの書き。
このブログを通してご縁いただけること、心より感謝します。

もうひとつの伊勢神宮=伊雑宮=

五十鈴の川の川上に天照大御神は祀られたと神話では伝えられています。
神宮におつとめの神職さんも、神宮の案内人の方々も、これを内宮だと信じて疑わない様子。
僕は、これが不思議でたまりませんでした。
なぜって、内宮はとても川上と言えるような場所に鎮座していないからです。

内宮は、二本の川の合流地点。五十鈴川と島路川。
僕は探しました。五十鈴川の上流にそれらしき場所はないか?と。
五十鈴川の上流に高麗広というなかなか奥まった場所があるので、ここかもしれないと探したこともありました。
でも、いまいち、これだ!という確信にはいたっていませんでした。

ある日のこと、天の岩戸に行ったとき、説明書きをみると、ここが裏五十鈴川であると記されていたのです。
はっ!っとしました。
そっか!島路川も五十鈴川だ!と。

それから島路川が気になって仕方なくなりました。
内宮の風日祈宮をご案内しているとき、他の案内人の方がおっしゃっているのを耳にしました。
この川を遡ると、磯部という場所につながっています、と。
え!?ここが磯部につながるの!?
ということで、翌日磯部に向かい、車で伊勢道路を走りました。
すると、島路川は伊勢道路に沿ってトンネルのほうまで並走してくれました。
トンネルの手前で右のほうへ折れていくので、僕は右のスペースに車を駐めて源流を目指して歩いてみることにしました。
そこはものすごい神聖な空間でした。
物理的に行けないというよりは、近づいてはいけないという感覚がして、振り返ってみると、そこに逢坂峠がありました。
ここは、倭姫と太田命が出会ったとされる峠。
倭姫は、天照大御神が埋めたとされる宝を探して不案内なこの未開の地で、川を頼りに川沿いをつたって歩いていました。
ここで、この地を知り尽くした太田命と出会うのです。
そして、尋ねます。天照大御神が埋めた宝を探しています。
あなた、知りませんか!?と。
山を知り尽くした、猿田彦の子孫とも言われる太田命は、倭姫を案内してある場所へと案内しました。
その場所を見て、倭姫は叫びます!ここだわっ!!!

ここに天照大御神の御魂を鎮めたとされ、ここに神宮ができたと言われています。
この場所は、果たして内宮の場所なのでしょうか?

天の岩戸はとても神聖な空気が漂っています。
そして、洞窟があります。宝を隠すといえば洞窟だと思ってしまうのは、僕の穿った考え方なのでしょうか?

水の流れでてくる洞窟があり、風の吹きいでる洞窟があります。
水の洞窟は、水源にあたり、そのそばにお社があります。これを瀧祭宮と言います。
風の洞窟は、風穴と言い、言うなれば風の神様をお祀りする場所。
風と水。これは、祓いと清めを役割とする存在です。
何に対する祓いなのか?尊いものに出会うためではないでしょうか。

風穴から右奥を見上げると、大きな磐座を見つけました。
登っていけそうな道があるように感じたので、登ってみることにしました。
わくわくしました。なにかとても素晴らしいものに出会えるような気がして。

磐座の前に到達しました。胸は高鳴っていました。
そこには、お供え物が置きやすいような空間がありました。
ここで、巫女は祈りを捧げたんだろうなぁ。
振り返れば、その巫女が祈る姿を後ろから見上げる人々が集まれるような少し広めのスペースがありました。
もちろん、僕の想像ですし、思い過ごしかもしれません。
でも、なんとなくそのように見えました。
そこで僕は祈りを捧げました。出会えてよかったです、ありがとうございますと。

気がつくと、僕は蛭に血を吸われていました。
びっくりして払いのけました!
けっこうしつこく、何匹かいました。

安全なところまで降りてきて、確信したことが二つありました。
ひとつは、あそこは近づいてはいけないとても神聖な場所だということ。
もうひとつは、天照大御神の別名はオオヒルメムチ、つまり、天照大御神さんに大好き~!って吸い付かれたんだなぁって(笑)

実は、もう一度行ったのですが、やはりそのときも吸い付かれました。たっぷりと。
そのとき、思いました。遥拝(遠くから拝む)場所があるにちがいない!
調べると、まさにそこしかない!というポイントがありました。
三角形の矢印のような形をした岩が大きな磐座を指し示すようにおいてあります。
そこから拝むと、ちょうどいいのです。

あぁ、ここなら安心して(笑)天照大御神さまを拝むことができる。

ここが倭姫さまが最初に天照大御神を伊勢でお鎮めになった五十鈴の川の川上だと確信しました。もし、ここに天照大御神を鎮めたとしたら、内宮にある三社の並びが完全に符合するのです。
天の岩戸:天照大御神の磐座、風穴、瀧祭宮
内宮  :天照大御神、風日祈宮、瀧祭神
内宮と天の岩戸、この二つは水源を同じくする者同士。
面白いですね~

神社にはたいてい、本宮に対して奥宮があります。里宮に対して山宮があります。
本来、山奥で最初にお祀りしていた神様をお祀りしやすいように里に下ろしてきたのがいわゆる一宮と言われるような大きくて有名な神社なのです。
神宮にもそれがあったのではないかなぁと。
天の岩戸を奥宮としたときの本宮が内宮ではないかと。



さらに、話は、伊雑宮へと続きます。



下のリンクは、天の岩戸へみなを案内したときの様子を映像にしました。
奇跡のような光の連続でした。1分ちょいなので、ぜひみてみてくださいね。
https://www.youtube.com/watch?v=6Gd2P4nQOS4
『天の岩戸がひらく時』