11歳で出家した大燈国師は書写山で天台教学を学んでから、禅の世界に入った。私は大徳寺で学んでから天台宗に入っているので、逆行運転だ。しかし、私が円教寺に行ってみようかと思ったのは、「巨樹遍路」の一環として、そこの大杉を見てみたかったからだ。そして、その巨樹の前に立った時、「いと貴き者は、箱庭に収めず、外に出せ」と言われた。これは、共同社会にとって重要な働きをする者を組織に留めてはいけないという普遍の真理だ。修行後、東山の小庵に20年も潜伏していた大燈も、ついに花園天皇に見い出され、大徳寺を開くことになった。ちなみに白隠禅師は乞食姿の大燈を描いているが、まだ誰も乞食宗鳳を描こうとはしないのは残念だ。(笑) それにしても、なぜ名神高速の運転中に「大燈国師」と聞こえて来たのだろう。大燈に呼ばれたのだ。それが「無意識の繋がり」というものだ。
*******
オンライン『ありがとう禅』:1月23(日)、28日(金)
【お申込みフォーム】
「1月分お申込み」https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSceEu64GCdzpFv4KH0-96ocZLu3gWJ39P8gTdwAfla9z_0Xuw/viewform?usp=sf_link
「年間お申込み」
https://forms.gle/UySU81tBdSZrSE3U8
月例護摩:1月30日(日)13時