初めて知ったのは
ミドリのセカンドのフライヤーでした
(もらった日も覚えてる。サンボとホルモンが滋賀でやった時、このライブホントよく覚えてるから。初ホルモンの衝撃、その後のサンボがあまりにもかわいそうだったのが印象的すぎて)
そこに写るセーラー服の女の子の目に黒で目隠しが入ってる
単純にエロを感じた
で見たら
センチバだった鈴木秋則さんのコメント
センチバ好きだったので
記憶に残ったんだろうね
それで買ったのが始まり
ほんと『セカンド』には度肝を抜かれた
「セックス、セックス」って女の子が叫ぶ歌
考えられなかった
それだけじゃなくって
曲がハンパなく新しくかっこよかった

初めてのライブは新宿LOFTでその名は
『妄想SEX露出オナニー』
買うのすら恥ずかしいし
(その頃は店頭だと発券料がとられなかったので、店頭で買った。ぴあのキレイなお姉さんが確認の為に普通にイベント名を言ってた笑)
とんでもなくいやらしいライブだったらと
めちゃくちゃドキドキした
(ちなみに、ここで初のクリトリック・リス。今と違いめちゃくちゃ笑える曲だらけ。ハゲのパンイチのおっさんとの出会い、衝撃的だった)
脱いだりとかましてやSEXだオナニーもなかったが、セーラー服姿の後藤さんがダイブして男たちの手がうじゃうじゃと伸びていた
地獄に舞い降りた生身の女に触れようと亡者が群がってる感じだった
ほんとにそこで乱交が始まるんじゃないかと
すごい光景だった
もちろん、そんなのだけでなくめちゃくちゃでカッコイイ

でも、その後見たのはあんまり多くない
駒澤大学の学祭でサンボと
(勝負ではないけどこれはミドリの勝ちって思ったな)
埼玉のライブハウスでこれもサンボ
SCOOBIE DOとするから行った浜松
大阪のOTODAMAに行こうと決めたのは、サンボとミドリが出るから
地元大阪でのミドリを見たかったのもあったんだよね
でも、結局ミドリは出なかった
そのきっかけでOTODAMAっていう素晴らしいフェスを知れたんだよね
サンボだけだったらわざわざ大阪まで行くことはなかった
(それでメガマサヒデを初めて見て、つるうちはなを知る)
あと、DVD化されてる野音
最終的に座席が関係なくなった自由な野音ってあるんだろうか?
たぶんこれだけなのかな?
記憶深いのはね
後藤さんソロになってからは行けなかったんだよね
日程があわないのもあるけれども
気持ちが上がらないみたいのもあった
その時はもっとめちゃくちゃなのを求めてたんだろうな
ほんと勿体無いことした

今改めてミドリと後藤まり子聞いていても
ほんと新しくかっこいい
これ以上
新しい曲が出てこないのは
ほんと残念
後藤さんの問題意識というか引っかかってるところは変わっていないんだなと思う
若い時感じていたものを捨てずに流されずに飲み込まずやってきてた
だから、やめるしかなかったのかもしれない
それを消化するためには理解しようとして一緒にやってくれる理解者がいなかったんじゃないのかな?
後藤さんは天才
そして繊細すぎる
だからこそ、わかりすぎて自分の伝えたいことではなく相手の求めることをしすぎてしまったんじゃないのかな?
なんでもおっぴろげてるように見えて
壊れてるように見えて
全部求められてるものをそのまましていただけで
ほとんど虚像を演じていたんじゃないのかと
ツイートを見てると思った
しかも、最後にマネージャーにすら
クスリをやってる
と思われていたとの言葉
マネージャーは否定する立場じゃないのか?守る立場じゃないのか?
ほんと仕事ではなく理解できる人がマネージャーにならないとお互い不幸
まぁやめることになったのはマネージャーのせいではないんだろうけど

セーラー服で激しい音楽だから注目を集めた分
お客が求めるものがずっとそこになった
その分変化しにくくなってしまった
その求めるところを無視できるほど残忍じゃないんだよ
曲はナイフで刺すような激しいものでも、ほんと優しいもの

直接的な表現でない
こんなに苦しいんだ!!っていうことで
求めてる物は言っていないけど、伝わってくる
でもだから、伝わりにくいのかもしれない
それを変えるためのソロだったのかな?
『m@u』
の歌詞に「わかちあう」ってあって泣いた
わかちあうって大事だってことを伝えるために
今まではあえて直接使わず外からせめていくようにしていた気がしていたから
ちゃんとストレートに伝えていくんだなって
ソロになってから一回も見れなかったから何とも言えないけど

でも、間違いなく天才
表舞台は出れなくとも
名義を変えて
楽曲提供はしていって欲しい
ずっと新しかったもの

ほんとありがとうございました