2mを越す草が生えている荒地はやはり重機かトラクターが必要なことを実感しています。

耕作放棄地は宝の山だ。と木村秋則さんたちが行っていたのをうのみにしたのですが、トラクターを持ってる農家さんなら数年がかりでできるのでしょう。家庭菜園で女性一人で鍬一本でというのはやっぱりきつい。なぜって木が生い茂っているから。

初めの1か月はいつも鋸引いていました。春になってから、桑の木以外にも厄介な木や草があることに気が付きました。

右情報にあるのが漆?と隣の畑の住人は言うのですが、よく解りません。確かに触るとかぶれます。(

知らなかったので実際何度もかぶれています。)

そして桑の木よりも根っこが強力!地上が5センチでも地下は30センチしかもほうきのように逆噴水の様に幹よりも太い根っこが生え、うっかり地上部分だけ刈り取ろうものなら、また、直ぐ芽吹いてくるのです。そしてそこら中に生えます。(木なのに!)見つけ次第、スコップで掘り起こさねばなりません。


中央にある蔦はその名も「継子の尻拭い」とげのついた蔓でとてつもない生命力です。こちらはすぐ抜けるのですが、こぼれ種が次から次へとわいてきます。

地上部は丸坊主にしないとやばいです。

困ったことにこれらは西隣の空き地にびっしり生えています。定期的に耕す必要があります。


こういった生え方を見ると、やはり大地は森になりたがっていると思います。放置しておくとやがて雑木林になり、やがて森となる。大地の本来の姿なのかもしれません。


人間の都合で畑にするのですから、人の手で耕し、人が野生の草から長年にわたって選抜して開発してきた野菜という植物を植え、育てるわけです。野菜は決して自然に生えるわけではないのである意味自然農という言葉は嘘だと思います。自然にやさしい農法というのが正しいと思います。



ランナーのあるイネ科の草(再び調べたところどうもチガヤらしい)は根を取り除いても、また生えてきます。左に見えるのは取り除いた根っこの一部です。

カヤやセイタカアワダチソウ、スギナ。数種類のランナーを持つ草が絡み合って協力して生えています。それらがしつこいところは必ず、水はけが悪いのです。砂地で日当たりも良いのに、日照り続きでも地中はじとじと湿っていて、おそらくほかの草は酸欠状態になるようなところです。きっと微生物も嫌気性細菌しか繁殖できていないと思われます。


だから、ひたすら耕します。といっても鍬が入らないので、スコップで隙間を開けたり四角く切れ目を入れでひっくり返したり。さすがに腰の強い私でもこれをやり続けるとふらふらになります。


少しづつ空気の通り道を開けておくとどうなるか?土がほんのちょっと柔らかくなるのです。米糠を振ったりするとさらに柔らかくなります。きっと好気性微生物が活躍してくれているのではないかと勝手に思っています。



スイカの苗が植わっているところです。根っこを2度ほど取り除きましたが、やっぱり生えています。でも、このカヤやスギナは私はマルチとして使っています。根っこの土を落としてできれば、葉っぱだけにしながら。どんな草も木も畑から持ち出さないでやっています。あ一つだけ例外あります。球根だけは嫌いです。球根の雑草があるのですが(名前は知りません)ものすごく細かい球根になってゾンビの様に生えるので、大きいものは生ごみとして捨てています。



じゃがいもの畝です。作物が生えている間は掘り起こせないのでどんどんランナーは増えていきます。

でも、一度掘り起こした所は最初よりは土が柔らかくなっています。40センチ掘り起こすのも以前ほど苦痛でなくなります。



畑の縁にはワイルドフラワーを植えてあります。

これはゴテチャ。月見草の仲間です。

月見草はとんでもない根っこを貼るので嫌いですが、ゴテチャは好きです。



アイスランドポピーです





ノースポールです。



プランターに植えてあるブルーベリー

ここは鳥が多いのでしっかりネットを貼ってあります。

ブラックベリーか何かと葡萄の木の実もありますが、まだ実っていません。

これらを見るとちょっと癒されます。



荒地部分もずいぶん縮小されているように見えます。


なんでこんな無駄なことやってるんだろうと時々思うのですが、わけわからない衝動があるとしか言いようがないのです。いったい私は何をしたいのか?こんなところじゃなくても遠くても楽なところがあるのに何で選んでしまったのだろう?って。私は何をしたくて生まれてきたのだろう?最近それが知りたくてなりません。