先日、フランス製作の西チベット・ザンスカールの番組を見ました。
チベットのアクセサリーは緑がかったトルコ石、淡水真珠、珊瑚(昔は山珊瑚)です。
ザンスカールでは豪華なこの3点が沢山付いた頭飾りをするので有名。
西チベットの中心地レイは15年くらい前訪れましたが、ザンスカールはレイから山をいくつか越えたところですので、行けなかった。
すでにレイ(標高3800m、ハイ、ちょっぴり高山病にないました)は民族衣装を着た人はお年寄りのみだった。
でも山奥のザンスカールはまだまだ伝統がしっかり根付いていてほっとしました。
ただ彼らのトルコ石の色が浅く、緑でなく新しいブルーに、ちょっぴり胸がチクリ!
でも彼女たちは新しいのが好きかも????
1980年代の初め、中国との紛争でカトマンズ(ネパール)に逃げ出したチベット人から古いトルコ石を結構買いました。
アメリカ人はダンボール一杯買っていました。私は資金不足?で沢山といってもそれに比べればちょっぴりですが。
翌年はすっかりカトマンズから消え去っていました・・・
トルコ石は硬度が低いので、皮脂が入りやすく長年使用していると色が深くなるのです。
特にこれらのアクセサリーは親子代々受け継がれるものです。
さすがにザンスカールの頭飾り、ぺラグは結婚式の必需品、母から娘に受け継がれるので、まだ緑の深い色のトルコ石が付いているものもあり、ホットしました。
TVの番組では母が出家する娘を見送り、ぺラグをなでながら「これは寺院に寄贈するしかない」と涙ぐんでいました。
写真上:私の古いチベットのアクセサリー