埼玉県和光市・福祉の里。
2週つづけて湯川一門の会にピンで参加させていただく。
場所は、湯川さんのお母様が居られる
“老人ホーム”とゆーよーな感じの施設。
[高砂や三題]
 ・落語 仏家シャベル
   湯川博士さん。「替わり目」から「高砂や」を
   荒っぽく力技でやりきる。面白い。
   元々の話力が出た。
   横で聴いてて感心。
   わたし、後のコントの仕込みで、
   演じてる横で、お客の顔をかいてるんで。

 ・謡  仏家じん六
   博士さんのお兄さん。
   演芸デビューということですが、堂々としたもんだ。
   ぜんぜん緊張したように見えない。
   後で聞いたら、緊張しなかったって。ホントかね。
   それはそれで問題あるけど。
   高砂についての薀蓄をわかりやすくお話して、謡。
   話のところは、落語を聴いてる気分になれました。
   奇しくも、シャベル、じん六、バトルと法政。
   ちなみに、じん六さんの風貌は、
   シャベルとバトルの中間って感じ。
   ま、シャベルもバトルも知らなきゃ、何だかわかりませんが。

 ・小唄 吉村早登栄
   歳のこと言うのは何だけど、89歳。
   きれいで、現役で、色っぽくって、つっこみの切れがいい。
   見事な年寄りだ。
   そばにいてうれしくなる。
   繊細で艶っぽい三味の音と歌声。
   小唄の高砂。

[小唄]  唄  湯川恵子
     糸  吉村早登栄
   きれいな声でお歌いになりました。
   んが、恵子さんのポテンシャルは、こんなもんじゃない気がしてしかたない。
   エネルギシュで、
   情感あふれ、
   面白くて、
   愛嬌いっぱいの
   恵子さんの魅力を発揮できる
   ナンカあると思うな。
   それが演芸だといいんだけど。

[似顔絵]  バトルロイヤル風間
      『50年前のあなた』
   コントではないです。が、芸っちゃ、芸ですな。
   ♪月がとっても青いから~
   50年まえのヒット曲を歌いながら登場。
   タイムマシンに乗って50年まえから来ました云々
   と、やるわけですが、
   お年寄りに伝わってる気がしない。
   早々と前もって描いておいた
   「50年前の似顔絵」をおばあちゃん達に渡す。
   当時のお話を出来る範囲でお聞きしながら。
   みなさん、絵を見てよろこんでくださったと思う。
   終演後、描ききれなかった方々を描く。
   百歳、九十九歳のおばあちゃまを描かせていただく。
   何かうれしい。
   けっこう顔描かれるのうれしいみたい。
   ありがたいことである。

そして、湯川さんちでたのしい宴会。