『ブギウギ』と違って『虎に翼』は

使命感から見ている感じのkazakitaです。

 

使命感はあるはずですが大河の『光る君へ』

からはドロップアウトしました(正しく)。

現代を生きる僕としてはあの時代の

人間の感覚があんなものだとすれば

平安時代はもういいなと思います。

 

初回は見ましたので主人公の母親が

道兼に殺されるところは見ました。

まあ全体が史実がわからないので

ファンタシー(フィクションというより)

なのでしょうがああいうショッキングな

ことを入れた割にはその弟の道家と

まぐわうこと(これもファンタシー)に

ハイライトを置くなんて僕は納得しません。

 

僕だけでなく多くの人からそっぽ向かれて

視聴率は悪いみたいですね。まあ打ち切りには

ならないんでしょうから無理のないところで

続けてください。くれぐれも無理しないように。

 

『虎に翼』のほうは視聴率はいいみたいですね。

まあ朝ドラがなくなっても悪いので(そんなことは

僕の目の黒いうちはないでしょうが)視聴率は

いいほうがいいです。でもこちらも話を変え過ぎで

そういうところには抵抗を感じます。モデルがいる

んだったらちっとは持ち上げんとね(平安時代の貴族

とか権力者なら持ち上げんでいいけど)。

 

どうしてドラマでは一年浪人させたのかなあ?

というのが疑問です。三淵嘉子さんは(日本初の

女性弁護士の1人になった当時は武藤嘉子さん)

1914年生まれで1935年明治大学法学部に入学、

1938年に高等試験司法科試験に合格し、同大学を卒業。

1940年に第二東京弁護士会に弁護士登録をしたことで

明治大学同窓の中田正子さん、久米愛さんと共に日本初の

女性弁護士となる。浪人はしちょらんでしょう。

 

同時に弁護士になった中田正子さん(当時は田中正子さん)は

1910年生まれで1937年高等文官司法科試験を受験して

女性初となる論述試験合格者となったが口述試験では

不合格となった。翌1938年に再び同試験に挑み合格

ということなんでこの人はドラマでは久保田先輩ですか。

 

もう1人の久米愛さんはWikiに詳しいプロフィールがないので

当時保原愛さんだったのかどうかはわかりませんが

ドラマの中山さんのような人では絶対になかったでしょう。

てかあのキャラはどうも好きになれない。どうしてあんな

偏見まみれのヒステリックな女性キャラみたいなの作ったかなあ?

 

兎に角わざわざ一年浪人させる意味はなかったと思います。

その間に主人公が成長したシーンもないしただ周りの架空の

キャラクター(登場人物)を消すためなら要らない。

 

更にドラマの書生の佐田君は何年浪人してんだ?って話です。

主人公の寅子が明律大学女子法科から法学部へ進学して

卒業するまでの間ずーっと落ち続けていたというのも無理

な設定だと思いますが如何?現実で武藤嘉子さんと結婚した

和田芳夫さんは武藤家の元書生で勤労学生として明治大学夜間部で学び

東洋モスリンに就職し嘉子に見そめられて1941年結婚、

1945年に出征し、1946年長崎で戦病死だそうですが

草葉の陰でこのドラマに喜んでるかなあ?大いに疑問です。

上記「嘉子に見そめられて」というのもちょっと疑問ですが。

 

NHKにも脚本家にも多分悪意はないんだと思いますが

モデルや関係者がどう思うか視聴者が心配するような

改変はしないほうがいいんじゃないかなあとか思います。

悪意は多分ないだろうけど配慮は絶対ないよな。

 

僕は大学浪人とか就職浪人とかしていませんが

それでも随分プレッシャーがかかる状態だろうなとは想像します。

しなかった理由の1つは「絶対したくない」ってことでしたから。

 

一時のように浪人する人の数が増えるとさほど感じない人も

増えるのかもしれませんが昔の人にとっては(僕より更に昔

なら尚更に)浪人は不名誉なことだと思います。

何故させた?配慮が足りないからだな。