(散歩道中にて。1)
みなさんこんにちは、KAZブライトコンサルタントです。
関東は梅雨入りとなり雨音がピアノ曲のように奏でられ―――と、思いきや
先日梅雨前線の消滅が発表されたり、35℃超の地域があったりと
強烈な暑さがやってきておりますがいかがお過ごしでしょうか。
筆者は競馬場で、デビュー時から応援している子とはじめましてをしてきました。
2年前の宝塚記念の日にデビューしたので、2年越しになります。
当時はイクイノックスが活躍していましたよね。いやはや懐かしいです。
応援している子なだけあって感激もひとしお。
画面越しでなくやっぱり実際に見るとウキウキが違いますよね。
パドックもレースも終始感動しぱなしでした次こそ1着かんばろうね。
ちなみに宝塚記念はダメでした。楽しめたので満足です。タバルおめでとう。
(東京10R 江の島S 6番ギャンブルルーム)
(レース前の勝負飯。肉そばに限ります)
さて、先日6月21日は二十四節気・夏至(げし)でした。げしげしです。
文字からして夏!という感じですね。
今回は夏至についてのお話と、
1年の折り返しにちなんで夏越の祓をご紹介したいと思います。
夏至については以前ご紹介した春分の回の延長線のようなものになります。
どうぞよろしくお願いいたします。
はじめに、夏至とは
一年のうち、昼の時間が最も長くなる日とされています。
使われている「至」は「極まる」という意味がありますので「夏が極まる」時期ともいえますね。
ではなぜ昼の時間が最も長い日といえるのでしょうか。
地球の地軸が傾いていることと、
夏至の頃に地球の北半球が太陽の方向に最も傾くことが関係しています。
※久々に天文的なお話になります。かじった程度ですのであしからず。
以前お話しした通り、二十四節気は15度進むごとに当てはめられていました。
夏至は春分から6番目の節気になります。
春分は太陽黄経で0度をあらわしているので15×6=90度が夏至になります。
そして、地球は23.4度傾いて公転していますよね。
この傾きによって日の当たる時間が変化があり、日本では四季が楽しめます。
傾いていなかったら四季は消滅です。わお。
(イメージ図。太陽が一番高い位置にあるのが夏至です。)
次に、地球が傾いていることによって
南中高度というものが夏至の頃に最も高くなります。
太陽は東の地平線から出て西に沈んでいきますよね。
この時の太陽が真南にきた瞬間を南中、といいます。
南中高度とは、その南中時の地面との角度の事をいいます。
(イメージ図)
図にしてみるとなんとなくイメージが付くと思います。
夏至は、日の出が北寄りとなりますので太陽の出ている時間は長くなり、
冬至では、日の出が南寄りとなるので短くなります。
この時期、
朝起きるともう日が昇っているのは北寄りだからというのがわかりますね。
逆に冬は南寄りのため遅く昇ります。
ちなみに春分・秋分は日の出が真東となり、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
※細かい南中高度の計算式などはご興味がありましたら見てみてくださいね。
したがって、夏至が日が長いとされている理由は、
地球が一番太陽に傾いている&南中高度が一番高いところを通る
ということになります。通りで暑いわけだ
気になる日照時間は夏至は約14時間30分ほど。
冬至は約9時間45分程度とされているので長さの違いがわかりますね。
その差約5時間。屋外に卵を落としたフライパンを置いておいたら勝手に焼けそうですよね🍳
ちなみに旬の食べ物は、夏ミカンやオクラ、鮎もまだまだ食べごろです。
植物はアジサイ、キンシバイ、ユリ、花菖蒲などなど…
じめじめ暑さに負けずに咲いている姿に元気づけられます。
(散歩道中にて。2)
次に、日本の行事「夏越の祓(なごしのはらえ)」についてです。
夏越の祓と聞いて、なんじゃそりゃとなる方がいらっしゃるはず。
来週30日に行われる伝統的な儀式ですのでご紹介させていただきます。
夏越の祓とは、年に2度行われる「大祓(おおはらえ)」のひとつで
1年を半分にした6月の晦日、旧暦の6月30日に執り行われてきた神事のことです。
新暦となった現在でも6月30日に執り行われており、
12月31日に行われる「年越の祓」と対になっています。
半年で溜まった心身の穢れや、災厄の原因となる罪や過ちを祓い清める儀式となっていて、「茅の輪(ちのわ)くぐり」と「人形(ひとかた)流し」があります。
茅の輪くぐりは、
茅(チガヤ)という植物で編み込まれた輪っか(👆イメージ図)をくぐり抜けることで、
身についた罪や穢れが祓われるとされているものです。
実はこのくぐり方には決まりがあって、8の字を描くように3回くぐることで心身の穢れを祓うとされています。※唱え詞を唱える神社もあります。
人形流しは、
人の形をした紙の形代(かたしろ)に名前等を書き、
自分の調子の悪い箇所を撫でて穢れや災厄を人形に移し、自身の身代わりとして川や海に流して穢れを清めてもらうものです。
筆者も小さい時におじいちゃんに人形代をペタペタとされた記憶があります。
当時は何をしているのかわかりませんでしたが、今思うといつも気にかけてくれていたんだなぁ、
と、感謝の気持ちでいっぱいです。
また、京都発祥の和菓子で水無月というものを食べる風習があるそうです。
元々は氷を食べて夏バテ予防をしていたそうですが、夏越の祓が始まった当初は氷は高級品。庶民ではなかなか手に入れることが出来なかったことから、白いういろうを三角に切って氷の代わりとして食べ始めたのだとか。
無病息災を祈って食べます。
水無月は関東ではあまり馴染みのない和菓子ですが、
ちらほらスーパーで取り扱うようになってきたそうです。
これを機に食べてみたいですね。
また、大國魂神社では茅の輪が設置されていました。
お近くの神社にも設置されていると思いますので、
ご興味がございましたらぜひ体験してみてくださいね
いかがでしょうか。
なんとなく夏は日照時間が長いのは知っていましたが、
掘り下げていくとなかなか面白いですよね。
暦の上では夏の折り返し地点ですが、体感はまだまだこれから。
加えて梅雨前線の消滅により水不足→稲作・野菜に深刻な影響が懸念されます。
今週から梅雨が復活すると予報させていますがどうなることやら。
不作となれば米騒動は深刻化まったなし、まだまだ続きそうですね
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
次回は7月7日を予定しております。七夕ですね。
連日猛暑が続いておりますので、
水分補給等熱中症に注意してお過ごしくださいませ。
次回投稿もよろしくお願いいたします。