自分用のメモ
要約;
ブラジルの研究者の報告
精神障害は世界における疾病関連負担の主要な原因となっている。
世界の5歳〜24歳 25億人超を対象に横断研究を行った。
データは 2019年 世界疾病負担研究(GBD)の研究データを使用した。
精神障害;
不安障害・注意欠陥・多動性障害(ADHD)・自閉スペクトラム症・双極性障害・
行為障害・抑うつ障害・摂食障害・知的障害・統合失調症・その他の精神障害が含まれた。
SUD(物質使用障害)はGBD階層では精神疾患とは別に分類されるが 国際疾病分類に沿った包括的な推定のため
アルコール・薬物依存症含めた
15~19歳の精神障害率が高く 特に不安障害が多い
全体として
わずかに小児期の精神障害の有病率は男性優位。青年期では女性優位。
男性は 自閉スペクトラム症・ADHD・行為障害の有病率が高い
女性は 不安障害・気分障害・摂食障害の有病率が高い
知的障害と統合失調症 男女としてはほぼ一緒。
世界全体で5歳〜24歳の11.6%が診断可能な精神障害を抱えていることが示された。
世界の小児と若者9人に一人が精神障害を有することが推定された と報告
私の考えるところ
性差については 遺伝的要因もあるだろう。
昔から 男児に自閉スペクトラム症は多い と言われてきた。
摂食障害が女子に多いのは 社会的な要因 母親との関係性の問題
メチレーションの観点から 精神障害を眺めてみると 今 浮かんでくるのは
セロトニン メラトニン
硫黄転移経路の問題
遺伝子の問題 MAO-A
BH4
グルタミン酸過剰
有害金属
感染の問題
ATP不足
問題は多因子性であるのは間違いない。
すべての慢性疾患にいえること。