オリーブ石けん 緑のかおり | ケイ武居のブログ

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アロマセラピーを軸に、スキンケア、美容、ウェルネスのためのセミナーや執筆を行っています。
アロマ研究家としてアロマテラピーの普及、セラピストの技術向上のための活動を日々しております。

 

皆様、こんにちは、ケイ武居です。

 

かれこれ数十年前にサロン用に選んだタオルの色、

 乙女のトキメキオリーブ色

 

オリーブの緑色って、、、、

なんだかほっとする色ですよね~。

 

後になって、色彩学的に

「緑は、安らぎ、安定感、穏やかといった印象を喚起させるため、

リラックスできる空間や商品に効果的な色」

だと知りました。

 

偶然にその色を選んだとしたら、、、、、

その当時、私自身も安らぎをもとめていたのかも?

としたら、

色から受ける心理的イメージっていうのはとても大切なんだなと思いました。

 

その後、何年かは

タオルの色をベージュや茶色に変えてもみたけれど、、、

最近やっぱりまた、オリーブ色に戻ってきました。

コロナ禍で、安らぎをもとめていたのかも?

 

偶然にもそのご縁か??

オリーブ石けんも使うことになりましたが、、、、

この石けんには、

ラベンダーとゼラニウムの精油がブレンドされていて、

その土台にオリーブそのものの香りも有りますので、

良いバランスで配合されていて

私はとっても好きな香りです。

 

仕事も、家の暮らしも、好きなものに囲まれて

QOLもちょっと上がった気がします。

 

じゃあ、ちなみに、、、、

一般的イメージのところから、緑と言えば、森。

森の香り、におい、っていうのも

石けんにつけるのあり?かな

 

ところで、、、、

森の香りってなに?

 

①『森の匂いは、木や草やこけ、そして土の匂いなどで構成されているが、人間が嗅いでほっとする原因となっている成分の一つがフィトンチッドと呼ばれているもので、植物が出している毒の匂いである』

出典:ちこちゃんに叱られる、森林博士 香川隆英氏

 

この毒のフィトンチッドは

こけや細菌を攻撃するためのもので、

人間に対してはとても微量のため毒にならないのです。

フィトンチッドの空気中の含有量は、

一億分の一 ~ 十億分の一 だそうで。

一日の呼吸数から計算すると、、、、

約 1300年分 を一気に吸わない限りは有毒では無い、と

言うことなんですって。

むしろ、それを吸入すると、

脳の活動が鎮静化化されて

ストレスホルモンのコルチゾールの分泌が抑えられる訳ですね。

 

 

更にもうひとつの文献。

②『(、、中略)、森の香りとは大雑把に言って

葉っぱから放散される自然界で唯一

青臭さを呈する緑の香りと、

緑葉や木の幹から放散されるテルペン類の

一種、馥郁とした香りがミックスされている香り』

出典:「進化する緑の香り 畑中顕和氏」

 

と、まとめられていました。

・・・つまり。

最初の青臭い緑の香りというのが、

葉っぱが環境からのストレスを受け取って作り、

それを情報伝達に使われていること。

次の、テルペン類(1500種)の香りというのが、

害虫や病害菌への防衛対策だったり、

異常現象を生きぬくために

植物自身が作り出した知恵の産物、

だというのです。

 

簡単に言うと、、、

病気にかかったり虫に食べられたりすると

注意を伝える香りを出す。

その香りに気づいた植物は

菌や虫から身を守る物質を作ってそれを防ぐ、

と言うことになります。

 

更に、虫に食べられた植物は

その虫の天敵がスキな香りを出して、

その香りにつられてやってきた天敵が虫を退治してくれる、と言う離れ業も繰り出します。

 

こんなに精巧で微妙なメカニズムの元、作られているものを一言で、、、、

「石けんに、緑の香り、森の香りを再現する」

ってのはどうやらかなり難しそうですよね!

むしろ、本物はホンモノで有るべきで、

合成で作り出すまでもない、と言うことだと思います。