次女は、この夏から森のようちえんに行きます。
ここは親が主催する形式(Elterninitiative)なので、保育以外の仕事は全て親が受け持ちます。
役所とのやりとり、財務、人事、から始まって、昼食の調理、施設の修理とかまで全部。
親が仕事しなきゃいけないのはわかってたのですが、
どうしても森の幼稚園を試してみたかったので、「ま、どうにかなるでしょ」とここに登録しました。
森の幼稚園を見学した話↓
先週、運営について親が集まって話し合う会があり、
今年の夏から入る子の親もどうぞ、ということで参加してきたのですが・・・。
・・・普通の街の幼稚園にしなかったことをちょっと後悔しましたよ
まず時間が、土曜日の10時から16時まで、という長時間指定。
「最低」16時までかかるとか書いてある
行ってみると、軽い自己紹介の後、
「役員」
「人事」
「親の仕事」
の3つの小グループに分かれて、問題の洗い出しと解決策のブレインストーミング。
まとめとして発表のためのポスターを作らされました。
初めのグループで1時間半、グループを変えてまた1時間半。
最後は話し合った内容の発表と全体での議論。
私たちははじめ「親の仕事」のグループだったのですが、6人のうち、3人が新人。
後の3人はもう何年も幼稚園の保護者を通わせているのですが、
あまり話がうまくなく、イニシアティブをとるタイプでもないので、なぜか新人が仕切ることに。
聞き取りながらわかったのは、担当の係によって負荷がかなり違い、
その上何とかして負担から逃げようとする親もいたりして、不満感が結構出ていること。
例えば人事だと、新しい保育士の募集、面接、雇用契約なんてところまでやるので、かなりの仕事量。
でも、備品買い物係だったりすると、そんなに大変ではありません。
大変でもない係についているのに全然仕事せず、4年間やらずに通す親もチラホラいる。
それをいかに解消するか、、、的な。
午後は人の採用をいかにもっとスムースにするか、というグループ。
保育士はどこも人材不足で引っ張りだこなので、どうやって魅力的な求人広告を出すか、
インスタやったらいいんじゃないか、とかいろいろ。
人事担当の役員の人は、かなーり疲れ切っている感じでした。
最後は小グループごとに発表、議論なんですが、まーあ、皆よく話す話す。
仕事を何もしない、フリーライダー的な親をどうするか?というのが熱いテーマでした。
「何もしない親には、罰則が必要」派と
「自由意思で集まっている団体なんだから、罰則は似合わない。共同体意識を高めて、モティベーションを上げることが重要。」派で、
ケンケンガクガクの議論。どっちも譲らない
ドイツ人のは、お互い一切気を使わないで言いたいこと言いまくるので疲れるのですが、
こういう、自分たちの理想の共同体をつくるために、徹底的に忖度せず議論する文化が、民主主義を支える基本なんだろうな~、とも思いました。
ここに集まった親たち、ほとんど全員、共働きなんですよ?
それなのに、幼稚園の係の仕事をこなし、子供たちのお昼ご飯も周りもちで作ってる。
雑談の時間に聞いてみると、
「大変だけど、いっぱい学べるよ!小さな組織を経営するための職業訓練だと思えば、、」
とかいう発言をチラホラ聞いたので、よっぽど大変なんだろうな…
4年間役員を務め、
夏からは子供をさらに負担の大きい親主催の小学校に入れるお父さんが、
「幼稚園の仕事を最小限にしよう、、
とか考えないで、積極的にかかわるのが楽しむコツだ。
そうしたらここがあなたの場所になるから」
と言っていたのが印象的でした。
私は正直、こういうみんなで作り上げるタイプの組織では、負担を最小限にしようとするタイプなのですが(←)、
まあ、修行だと思って頑張ります…。そしたらいいママ友&パパ友お友達も出来るかもしれないし!
もしかしたら保育士の職業訓練終えたら、日本語とドイツ語のバイリンガル幼稚園作りたいとか思うかもしれないし!
(自分を奮い立たせてる)