アメリカでおふくろの味といえばチキンスープ、誰もをにっこりさせるレシピです。作り置きもリメイクもしやすいので定期的に作っておくと便利ですよ。

 

病気で食欲がないときでも暖かいスープを飲めば体力がついてぐっすり眠れます。チキンスープで作るマッツァボールスープ(以下写真)は「ユダヤのペニシリン」と呼ばれるくらいユダヤ系アメリカ人が弱った時には絶対食べる定番です。

 

胡椒をたっぷりかけたマッツァボールスープ

 

日本でのお味噌汁と同様に各家庭で味が違いますが、今回は雑誌ライトハウス2019年保存版に出した伝統的なレシピをご紹介します。

 

左下の野菜はパースニップという煮崩れしにくくてとっても甘い根菜です。

 

材料と作り方は下に書きましたが、家庭料理なのでありあわせでも大丈夫。鶏肉自身に旨味成分がたっぷり含まれているので、丸ドリを使わなくても、鶏ガラだけ、モモだけ、胸だけでも美味しいダシが取れます。


アメリカでは丸ドリは(業者が)手間いらずなので切り身より安いです。ただし、生育環境を考えると、オーガニックのものをお勧めします。オーガニックの鶏は法律に従って放し飼いで餌も植物性の物のみ、抗生物質の使用も禁止されています。ギュウギュウ詰めの動けない環境で育つブロイラーと違って骨が太く脂身が少ない健康的なチキンです。
 

 

1時間煮たらチキンを取り出してしまいます。スープと肉を分けるから、スープを食べ終わってもサラダや別の料理に使えるお肉がたっぷり残ります。もちろん冷凍もできます。

 

 

お肉はほぐして冷蔵庫で保存します。お弁当やサンドイッチ、おつまみ、カレーにも大活躍します。

 

力がつきそうでしょ?生姜の絞り汁を入れてもいいですね。

 

材料(4−6人分)
パセリ1束    
黒胡椒5−6粒    
ベイリーフ1枚 
タイム3本
ガーリック1片
人参1パウンド(小さめの人参4−5本)
パースニップ*1パウンド(2−3本)
玉ねぎ1−2個
オーガニックチキン1羽(〜4パウンド)
(あれば)鶏ガラかチキンネック1パウンド
レモン1/4個
塩小さじ1

 

*パースニップ:ニンジンに似た根菜で、煮崩れない甘い食材です。

作り方

  1. チキンは内臓を取り出し、流水で中もしっかりと洗い、ペーパータオルで水気を取る。
  2. パセリは、葉をきざみとっておく。茎はタイムとともにタコ糸で硬く縛る。ベイリーフ、ガーリック、黒胡椒の粒はチーズクロスで包むか、お茶パックで包んでブーケガルニを作る。
  3. 人参、玉ねぎとパースニップは皮をむき、さいの目に切る。
  4. 大きめの鍋に、1−3と鶏ガラ、レモンを入れ、チキンがかくれるぐらいの水と塩(小さじ1程度、水の量による)を加える(チキンは胸肉を下向きに入れる)。
  5. はじめは強火で、沸騰してきたら弱火にして(完全に蓋をするとスープがにごるので)蓋を8分目ぐらいにかぶせ、1時間程度、 チキンが完全に煮あがるまで煮る。
  6. トングを使って火傷しないように注意しながらチキンを取り出して冷ます。
  7. スープの表面のアクや脂を取り除く。パセリの束、ブーケガルニ、レモン、鶏ガラを取り除く。
  8. チキンが冷めたら、手で骨を外し、肉を食べやすいサイズにさく 。
  9. 食べる直前に肉を入れてスープを温め直し、 味をみて、塩気が足りなければ塩を足す。好みでパセリを散らす。