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岡崎市鴨田町の 
「かよ音楽教室」ですベル
 
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昨日、昔教えていた生徒の
名簿が目に入り懐かしく
眺めていました
 
すると、ある生徒の名前で目がとまり
 
あっ!○○ちゃん!!
 
音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜音譜
 
ある日、同じ楽器店の先生から
電話がかかってきました
それは、一身上の都合で他県へ先生が
引越しされるので
どうしても引継ぎをお願いしたい
生徒がいるという内容でした
 
 
そう、その生徒の1人が○○ちゃんです
 
彼女は右手の指が動きません
どうやって弾くのかと言うと
小指の外側のつけ根を使って
大根切りの様にして弾きます
単音しか音を出せません
 
ある程度の演奏の仕上がりで
良しとし、多くの曲に触れさせるか?
それとも
仕上がりの曲は少なくなるけど
一つ一つの音に出来る範囲で
こだわりをもたせるか?
果たしてそれが出来る状態なのかな?
 
その子の性格や様子
保護者の方針もありますから
とりあえず、レッスンしてから決めようと
思っていました
 
そしたら何と、彼女は底抜けに明るい性格で
お母さんにビシバシ叱られているのに
「だってぇ〜!」と言いながらゲラゲラと
笑っているのです
打たれ強い性格
 
その光景を見てこれは後者かな?!と 
まぁ、様子を見ながらやって行こうと
迷い迷いのレッスンが始まりました
 
 
それからのレッスンの様子は
ブログでは語り尽くせませんが
一例をあげますね
 
跳躍音にスラーをつけて弾く事は出来ません
弾いた後、鍵盤ギリギリ上を通って
次の音に狙って飛ぶ
この練習だけでレッスン時間の殆どを
費やす事がしばしばありました
「だってぇ〜!」と言い訳しながらも
凄く彼女が楽しそうで
ギャーギャー騒ぎながらも真剣です
 
彼女の専攻はエレクトーン
レッスンを進めていくうちに姿勢が気になり
よく観察してみると足首の上下左右の動きも
ぎこちなく腿の付け根から左足を
あげて弾いているのでドスンドスンと
体のバランスも崩れてしまいます
 
私はエレクトーンの下に潜り込み
その子の足首を手で動かしながら
こんな動きできる?と確認しながら1つずつ
足の動きの練習をします
右足首も硬いのでエクスプレッションペダル
を細かく動かす事も苦手のようでした
 
そんなレッスンから数年経ったある日
お母様が
「先生!この子にグレード試験を
受けさせたいのだけれど可能でしょうか?」
 
わぁ、その言葉がきた!
何故なら私も同じ事を考えていたからです
 
早速、翌日ヤマハへ問い合わせ
 
生徒の状況と思いを語りました
ずーっと黙って聞いて下さり
最後に返ってきた言葉は
 
「先生、是非受験させてあげて下さい。
その様な生徒さんだから尚の事
頑張って頂きたい!
試験日が決まったら連絡を下さい。
僕から担当の試験官の先生に
お電話しその旨をお伝えします」
 
やったぁと言う事で更にレッスンにも
熱が入ります
 
当日は試験官先生宛てに生徒の状況を
手紙にしたためて受付に預けました
 
その結果はと言いますと
 
諦めずに頑張った甲斐があって
見事合格!!
 
そして後日、ヤマハの方から
電話がありました
 
試験官の先生方が
彼女の演奏を聴き感動しました
私達が勉強させられました
どうもありがとうございました
と言われていましたよ  と、、、
 
私はこのたった1人の生徒から
本当に多くの事を学ばせて頂きました
 
 
あぁ、○○ちゃん元気にしてるかなぁ?
もういくつになったかなぁ?
 
きっとあたなは、
頑張る事の大切さ
思いを伝える大切さを
教えるために
私の所へ来てくれたんだよね
あなたの底抜けの明るさと笑顔に
先生が救われていたよー
 
あの時はありがとねドキドキドキドキドキドキ
 
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アンジェリケのチューリップが
大輪の花を咲かせてくれました
咲いてくれて、ありがとう♡
 
今日は長い長い文字のブログ
 
最後までお読み頂き
ありがとうございました♡
 
 
では、今日も笑顔キラキラいっぱいの一日を
 
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