こんにちは、かわともです。

久しぶりの投稿になりました。

ちょい前にKSFからEDCダマスカスが発売されました。まだ若干の在庫がある様ですので興味があれば覗いてみて下さい。

ちなみにEDCとはEvery Day Carryの略です。

持ち運び便利ナイフ。とは言え日本では用もなく持ち運んでたり携帯すれば銃刀法に引っかかるので気をつけて下さい。

さて、ダマスカス鋼の包丁やナイフですが、ここ10年くらいで、ど偉い進化した感じがします。

特に日本のダマスカス鋼の再現性は非常に高いし、斬れ味も抜群に良いもんです。

もはやロストテクノロジーと言われる日本刀に近いイメージがあり融合し進化した感があります。

どちらも良い鉄が取れなくなったり、それが起因してたたら場の消滅、技法の消滅で作れなくなりました。

※若干間違いがあるかもしれませんので調べて下さい。十字軍遠征の頃から欧州貴族では芸術性の高い美しいダマスカス鋼の剣は非常に高値で取り引きされていた様です。ウーツ鋼は古代からあります。

因みにウーツ鋼の元となる鉄を持ち帰って模倣しようとしてもダマスカスの模様の再現は出来なかった事から技法技術も重要であったのでしょう。

湯呑みくらいの壺に鉄と葉っぱを入れたものが見つかっていますが、日本刀の和紙を泥につけて藁灰をまぶして火入れ作業をするのと同じ様に低温仕上げをしていたのかもしれません。

欧州の鍛冶技法とは一線を画すわけですね。

南インドで採れ開発されたウーツ鋼は広く輸出をされていて、左上の現在のシリアのダマスカスで刀剣として鍛えあげられました。

うろ覚えですが、1700年代後半くらいまで造られていた様な統計資料をみた気がします。

ダマスカス鋼が作れなくなったのと同時に鍛冶屋も衰退していった感じでした。

この一帯はイスラム教圏ですし十字軍との死闘が繰り広げられたイスラエル(エルサレム)でしたからダマスカス刀剣は戦利品としてお宝だったのでしょう。

このロストテクノロジーに魅入っている私としてはいつか近代ダマスカス鋼のナイフや包丁を手に入れたいと思いを寄せていました。

と言うのも、小学生の頃にみた本でデリーの柱が紹介されていました。

40年前くらい。

ノストラダムスの大預言が流行ってた頃(笑)

月間ムーだったか??

インドに純鉄の柱(デリーの柱)と言うロストテクノロジーで作られた柱が存在します。

鉄の純度が100%に近いほど鉄は錆びる事がありません。現在の鉄の純度を凌ぎほぼ100%に近い古代テクノロジー。

で、この純鉄の柱がダマスカス鋼いわゆるウーツ鋼ではないかと言われています。

シンプルなlinenマイカルタを購入しました。
これまた因みにですが、リネンもコットンも綿と訳すわけですが、リネンは綿の茎、コットンはフワフワの部分、どちらも綿になるわけです。
余談でした。
スペックはこんな感じです。

ウイルス柄

ブーメラン柄

の2種販売。ウイルス柄はバーズアイ柄とも言えます。

私のダマスカス包丁。

これは次の記事の砥石編で書こうと思いましたが、ダマスカス包丁の部分は書いておこうかと思います。

12年前に購入した包丁です。

牛刀と菜切包丁を購入しました。

現在の近代ダマスカス鋼のデザインと比べると旧タイプで洗練されていません。(涙)

しかもパキスタン系イギリス人の方が作った物ですが、よくよく考えたらパキスタンに菜切包丁なんかあるんか?と当時は思いましたが、代々鍛治職人の家系で先祖はダマスカス鋼を扱っていたに違いないと推測して購入しました。

ロストテクノロジーの一部でも受け継いでいるのではないかと。

で、まぁこれがやんちゃな包丁で本当にしんどかった。いまでもシンドいですが、推定4〜4.2ミリ厚でカボチャやスイカを切れば先割れして奇麗に割れないし、ナタかな?みたいな。(笑)

で、杉マキ割ったら普通に割れたしw

鎬(しのぎ)がきつ過ぎるし斬れ味悪いし大変でした。

しかも研いでる最中に錆びるし。

スカンジの様なホローグラインドだし…。

鎬を削るとはよく言ったもんだよ。

やんちゃ過ぎるだろと思いつつ、されど使いこなそうと包丁研ぎを学びました。

お陰で天然砥石の沼にハマりましたけど。(苦笑)

悪戦苦闘している10年の間にダマスカス包丁もど偉い進化を遂げていて浦島太郎な気分ですよ。

槌打ちダマスカスなんやねん。

鳥目柄ダマスカスなんやねん。

有色ダマスカスてなんやねん。

くっそカッコいいじゃないか。

と思いつつも、ただ愛着もありデザインも一周回って気に入ってますが、買い替えようと何度も葛藤しましたが自分の扱いや研ぎの技術が未熟なだけと言い聞かせてここまで来てしまいました。

職人でも無いし包丁何十本も要らないし…。

ナイフはぼちぼち持ってますが。

菜切包丁の方は悪戦苦闘の形跡があり見た目が汚いです。

次に書く砥石編で載せときますけども。

どうせ使うなら、ロマンの塊の物を使いたいですね。

しかし先日8月23日に48歳になり終活を考えるとあんまり物があり過ぎても家族が困るよなーとも思いつつ、形見分けで未使用スーパーファミコンや初期のスタバのタンブラーとかじゃしょうがないし、子供がソロキャンプや釣りなどのアウトドアにハマるとも思えんし…。

キャンプギアとかリスト作った方が良いかな?

B級映画のDVDとか沢山あるしなぁ。

有色ダマスカス包丁欲しい…。

あんな包丁こんな包丁を天然砥石で研いだら脳汁ヤバいだろうなー

一生に一度くらいスゲー砥石で研いでみたいもんです。

物欲の塊だな(苦笑

しかし遅かれ早かれ断捨離の時は来るかもしれません。あんまり物がなくなると生きる活力も無くなるしなぁ…悩ましいもんです。

実に悩ましい…。

続く。

では。

時間があれば夜にでも続きを書いておきます。

次回、侮れないベルギー王国からの刺客!の巻。

※砥石の話しですけど(笑)