海難1890~透析中にDVD№451 2024.6-3 | 透析なのにこんなの食っていいんかい?!

透析なのにこんなの食っていいんかい?!

人工透析を受ける不良中年の無謀な旅行記とグルメ日記

2024.6/17(月)

海難1890

№451

監督:田中光敏

脚本:小松江里子

音楽:大島ミチル

2015年、日本・トルコ合作・東映、132分

1890年に起きたエルトゥールル号遭難事件と、イラン・イラク戦争の最中の1985年に、テヘランに取り残された日本人の救援のため、トルコ政府が救援機を飛ばして救出した出来事の顛末を描く。

アタチュルクによる民主化政権は1920年からなので、まだトルコ帝国時代。エルトゥールル号は横浜港に入港し、無事に天皇への謁見を果たすが、帰国の途に就いた途上で台風により爆発・沈没した。650人余りの折組員のうち50余名を救出し、治療し、日本海軍によってトルコに帰国した。

1985年、イラクは無差別爆撃を2日後に行うと宣言する中、日本航空は安全が確保できないことから救援機を飛ばさず、自衛隊は国会の承認に時間がかかり、在イラン国民が取り残されようとしていた。トルコは救援機を2機飛ばし、空港で待つトルコ国民は日本人を優先して搭乗させ、乗れなかった人々は陸路で出国を果たした。

トルコ人が空港で二つに分かれ、日本人が登場する進路を与えたシーンでは涙ぐんでしまった。