佐野厄除け大師のお参りを終えた後は、東京で友人と昼食の約束があったので、佐野市駅から東武線で向かいました。
佐野市駅は市街地の南側に位置していて、お寺からは歩いて10分くらいの所にあります。
佐野市という駅名にしては、周りはほぼ住宅ばかりで、コンビニさえありません。
佐野市駅は、足利市駅のある本線の伊勢崎線ではなく、館林から分かれる支線の佐野線にあります。館林までは、ローカルそのものの電車に揺られて15分くらいです。
途中、渡良瀬川を渡って、群馬県に入ります。
館林で、足利市方面から来た東武伊勢崎線本線のりょうもう号に乗り換えます。
りょうもう号は、浅草と館林、足利市、太田、桐生を結ぶ特急で、館林から浅草までは1時間くらいで着きます。車体は、赤地に白のラインが入ったタイプと、白地に赤のラインが入ったタイプがあり、最近ではリバティりょうもうというシルバーのタイプもあります。
りょうもう号は、以前は、足利市から乗車して館林に停まった後は、浅草までノンストップで、埼玉県内の駅にはまったく停まらなかったので実に快適でしたが、最近は埼玉県内の数カ所と、浅草の手前で北千住にも停まるようになりました。都心に向かう乗り換えでは、北千住が便利で、今回も北千住で地下鉄に乗り換えました。
館林を出て10分くらいで、利根川を渡って埼玉県に入ります。
東京での友人との待ち合わせは、昨年オープンした東京ミッドタウン日比谷でしたが、入口では3月10日までの期間限定で巨大なゴジラの半身像が設置してありました。
ゴジラももう70歳なんですね。
このゴジラの向かい側には、元々設置されているゴジラの全身像がありますが、このゴジラに比べるとかなり小ぶりで、せっかく広いスペースがあるので、神戸の鉄人28号やお台場のガンダムのような巨大な全身像を恒久的に設置すればいいのにと思いました。
こちらは全身像です。
ミッドタウン近くのレストランで昼食をとった後、帝国ホテルのティーラウンジでお茶にしました。帝国ホテルのティーラウンジは、他の人の声があまり聞こえずゆったりと話ができるのでお気に入りなのですが、ブレンドコーヒーが2500円と、お値段も張るのでそんなに気軽には行けません。今回は昼食もお茶もお金持ちの友人にごちそうしてもらったので超気軽でしたが。
のんびりと午後の日比谷を楽しんだ後、5時前の新幹線で帰途につきました。
私は飛行機が嫌いなので、いつも新幹線です。
そんなに長い時間よく乗っていられるねと言われたりしますが、元々列車が好きなのと、何度も九州と東京の間を往復するうちに、新幹線の中でのくつろぎ方を会得したので、まったく苦になりません。
おなかがすいている時には、デパ地下の惣菜売り場でつまみや酒を買い込んで一人酒盛りをして帰りますが、今回は昼食を結構しっかりとっていたので、定番の崎陽軒のシュウマイだけにしました。
よく晴れていたので、夕刻の富士山もよく見えました。
東京から熊本までの直通の新幹線はないので新大阪か博多で乗り換えることになりますが、新大阪から九州新幹線直通のみずほは、普通車でも横4列のシートでゆったりしていますので、新大阪で乗り換えることが多くなりました。
新大阪で乗り換え時間をたっぷりとって、夕食を買い込んだりして、8時頃のみずほに乗れば、11時頃には熊本に着きます。
この時間の下りはご覧の通りガラガラで、ほぼ貸し切り状態でした。
帰り着いたのが深夜で、気づかなかったのですが、翌朝起きてみると、庭の様子がずいぶんと変わっていて、出かける前は満開で咲いていた河津桜は葉桜になり、代わりにおかめ桜が開花していました。この後、5本あるうちの桜は、ヨウコウ桜、ソメイヨシノ、八重桜の順で開花して、4月末まで途切れることなく花を楽しむことができます。